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顔のヒゲ、不衛生なら水虫菌繁殖の危険…カミソリ負けや古い刃で顔が菌感染も

文=真島加代/清談社
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 前述のニキビや毛のう炎は抗生物質による治療が効果的だが、真菌には効果がなく、使用する薬を間違えると治療が長引く可能性もある。そのため、見た目だけで自己判断するのは危険だという。

ヒゲ白癬を発症した場合は医療機関で検査すれば真菌が見つかり、抗真菌薬を使用した正しい治療が受けられます。治療中はヒゲを伸ばさず患部を清潔に保ち、体調を整えましょう。この類の症状は、患者さん自身が積極的に治療する意思がないとなかなか治りません」(同)

 そして、ヒゲ周りのトラブルを未然に防ぐカギは「ヒゲの処理方法」にある、と稲見氏はアドバイスを送る。

カミソリでヒゲを剃る場合は、洗顔後にシェービングフォームを使い、カミソリには力を込めずに優しくすべらせるように剃るのがコツ。使用後のカミソリはしっかり乾燥させて保管しましょう。剃った後は、必ず肌に化粧水をつけて保湿を欠かさないなど、ケアを習慣化することでリスクは下がるはず。ケアをしても肌が荒れてしまう人は、思い切ってヒゲ脱毛も視野に入れてみてください。ヒゲ剃りの煩わしさから解放されて楽になる、と話す患者さんは多いですよ」(同)

 せっかくデザインヒゲがキマっても、肌が荒れていては魅力が半減。充実したヒゲライフを送るためにも、日頃のケアを心がけよう。

(文=真島加代/清談社)

●「男性専門の総合美容クリニック ゴリラクリニック

●稲見文彦(いなみ・ふみひこ)
男性専門の総合美容クリニック『ゴリラクリニック』総院長。大手美容整形外科に10年以上勤務し、多数の研修医や新人看護師の育成に携わる。高い技術力と朗らかな人柄に定評があり、ひとりひとりに最善の治療法を提案する。テレビ番組や雑誌など、メディア出演多数。

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