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小早川隆治「日本のクルマづくり~さらなる志・凛・艶・昂を目指して~」

ボルボ新型クロスカントリー、優れたラフロード走破性なのに立体駐車場が利用可能な全高

文=小早川隆治/モータージャーナリスト
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ボルボ・カー・ジャパンの躍進

 ヤナセの系列会社によるボルボの日本市場への導入は1960年にさかのぼる。その後の経緯は省略するが、2013年に日本の販売会社の名称が「ボルボ・カー・ジャパン」になり、それを14年から率いているのが木村隆之社長だ。

 木村社長は1987年にトヨタ自動車に入社、海外商品企画、海外営業を中心に活躍し、2003年にはノースカロライナ大学でMBA(経営学修士)を取得後、レクサスに異動する。07年にファーストリテイリング入社、08年からは日産自動車系の海外販売会社の代表取締役社長を務め、14年にボルボ・カー・ジャパンの社長に就任した、経験豊かな経営者だ。

 日本市場におけるボルボの近年の躍進は木村社長の手腕によるところが大きいようだし、ゆくゆくはボルボ本社の社長にもなってほしいところだ。木村社長と小沢コージ氏の共著『最高の顧客が集まるブランド戦略 ボルボはいかにして「無骨な外車」から プレミアムカーへ進化したのか』(幻冬舎)は非常に共鳴できる内容で、ぜひ一読をお勧めしたい。

 木村社長の広報重視という姿勢には、まったく同感だ。マツダで通算10年強にわたり広報を担当してきた私としては、近年の日本の大手メーカーをはじめとする多くのブランドにおける「広報軽視」の姿勢に強い危機感を持ってきた。高額な広告料が必要な「広告」に比べて、ネットも含め対価を払わずに有効な情報を「報道」として拡散する「広報活動」のほうが、はるかに効率的で説得性が高いからだ。

 広報領域ではないが一点理解できないのは、ボルボのカタログ内の技術的解説があまりにも限定されていることだ。ボルボ車の購入を検討している顧客にとって、より広範な解説は有意義な情報になることは間違いないと思うからである。

(文=小早川隆治/モータージャーナリスト)

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