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ZOZO、日経平均銘柄に採用との観測…「ユニクロ指数」と揶揄された日経平均のいびつさ

文=編集部
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【続報】

 日経平均採用銘柄の定期入れ替えが発表された。エムスリーが新規採用。株価は9月5日、一時2503円(271円高)と急騰した。年初来高値である。東京ドームが除外された。東京ドームは一時、8.5%下げ、約1カ月ぶりに1000円を割り込んだ。

ZOZOを採用しなかったのは、前澤友作社長のスキャンダルで株価が急落するリスクを回避したもの。そんなことになったら目も当てられない」(日経関係者)

 採用期待の高かったカカクコムの株価は9月5日、大幅安(終値は140円安。2464円)。期待先行であった。除外の有力候補だった日本化薬は除外されず、安心感が出て6.6%高の1232円まで上昇した。

 一部で採用が思惑視されていた任天堂は安い(620円安の40960円。安値は40810円)。任天堂を採用しないのは日経の保守性の表れだという声もある。4万円台の任天堂を採用すると日経平均株価の揺れ幅が大きくなる。一時期、日経平均は「ユニクロ指数」と揶揄されたが、その二の舞は避けたいということだろう。

 証券専門紙の「日本証券新聞」(9月9日付)はコラム「風林火山」は、次のように報じている。

<(大手証券会社4社の事前予想に関して)今回の最優秀賞は、みずほ証券。「エムスリー採用と東京ドーム除外」をメインシナリオで的中した。最も当初はZOZOの採用を掲げていたため、「確定版で変更して良かったね」といったところ。(略)そのZOZOを採用候補に挙げてしまったのが大和証券。SMBC日興証券はカカクコムや任天堂も候補とした。野村證券は逆に、エムスリーを“本線”としながら除外候補が日本化薬とカスパーだった>

“お行儀のよくない”企業は採用が難しいのかもしれない。「もし、交際している女優と破局などということで株価が下がったりしたら、日経平均に傷がつく」(大手証券のアナリスト)

 昨年は除外候補の絶対本命といわれていた宝ホールディングスがしぶとく残留した。今年は日本化薬が踏みとどまった。クロウト好みの銘柄で、往年の“仕手株”といわれた日本化薬を買い推奨するアナリストも出てきた。

BusinessJournal編集部

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