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2019.09.09 20:00
石徹白未亜「ネット依存社会の実態」【アプリ四季報 2019年4~6月】
「アーチャー伝説」が密かなブーム…ゲームアプリ、シンプルなハイパーカジュアルがトレンド
ハイパーカジュアルの原点回帰的魅力
スマホのゲームアプリをいくつか使ったことがあるが、途中で挫折したものも多い。挫折の要因は、少なくない日本のゲームアプリが入れている「日課的要素」だ。ストーリーを展開したりキャラクターを育成したりするために、毎日同じ作業をしなくてはいけない単調なゲームは多い。スマホの画面を適当に押していてもまったく問題のないような作業で、それが退屈で続かなかった。
しかし、こういったゲームが多いということは、「このつまらなさや退屈さを許容している人が多いため、ビジネスとして成り立っている」ことの表れだろう。魅力的な「萌え」なキャラクターをつくり、そのキャラのファンになることで単調な作業も我慢する、もしくは気にならないという人が一定数いれば、何も手間暇をかけておもしろいゲームにしなくてもいい、というのはひとつの割り切り方ともいえる。
一方、ハイパーカジュアルのゲームはシンプルだが、退屈さとは無縁の「そういえばゲームってこうだった」と気づかされる原点回帰的なおもしろさがある。「日課的要素」のある種の退屈を備えたゲームがハイパーカジュアルのシンプルなおもしろさを兼ね備えれば、日本のゲームが得意とするキャラ萌えとゲーム性を併せ持った強いゲームになるのではないだろうか。
(文・構成=石徹白未亜/ライター)
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