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藤井泰輔「あなたの生活をサポートするお金のはなし」

大手の生命保険は買ってはいけない…生命保険“神話”で数百万円損する日本人

文=藤井泰輔/ファイナンシャル・アソシエイツ代表

 しかし、平成を経て令和となり、保険会社の数も増え、外資系や損保系、通販やネット専業まで、どこの商品を買うかという選択肢は大きく広がっています。したがって、合理的に生命保険を選びたいのなら、商品の良し悪しとはまったく関係のない、販売員が「いい人だから、いい人そうだから」というのを、保険選択の基準にしてはいけません。「いい人がいい商品を売る」とは限らないのです。そこを間違ってしまう人が、知らぬ間に生命保険で数百万円の無駄をしてしまうことになってしまいます。

 また、銀行ならば安心と、そこで生命保険を契約するのも要注意です。定期預金が、よくわからない「外貨建て保険」に切り替えられてしまうかもしれません。

生命保険でお金を無駄にしないための4カ条

 生命保険でお金を無駄にしたくなかったら、次のことを心掛けてください。

(1)新たに「貯蓄性商品」(終身保険や養老保険)は購入しない。

(2)すでにある契約の「乗り換え」や「転換」はしない。

(3)新たに生命保険を購入する場合は、かんぽ生命と大手生保は、選択から除外する。

(4)銀行で保険は購入しない。

 これだけで、生命保険でお金を無駄にしてしまうリスクは、相当避けられると思います。次回は、もう少し具体的に、生命保険の支出を最小限に抑える方法についてお話しします。

(文=藤井泰輔/ファイナンシャル・アソシエイツ代表)

藤井泰輔/ファイナンシャル・アソシエイツ代表

藤井泰輔/ファイナンシャル・アソシエイツ代表

株式会社ファイナンシャルアソシエイツ代表取締役。生保協会認定FP、DCプランナー、宅地建物取引士。一橋大学商学部卒業後、三井物産、生命保険会社勤務を経て、2000年に総合保険代理店、株式会社ファイナンシャルアソシエイツを設立。法人、個人ともに、常に買う側の立場に立った保険提案で顧客の信頼を集めている。機会あるごとに保険をテーマとしたセミナーの講師を務め、さらに新聞、雑誌などへの寄稿を通して、正しい保険の活用法を説いている。主な著書に、『あなたの「生命保険」払いすぎ!』(かんき出版)、『中小企業のための保険加入完全ガイド』(プレジデント社)、『安心セカンドライフのためのマネー・プラン』(日本評論社)がある。

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