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超魔術は「超話術」であり「超演出術」だった! Mr.マリックが本で明かした「魔術」の正体

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※画像:『超魔術の裏技術』(ワニブックス刊)

「キテます、キテます」「ハンドパワーです」

 といった決めゼリフとサングラスでお馴染みのマジシャンといえばMr.マリックさん。1990年代の超能力ブームを巻き起こした一人だ。

 そんなMr.マリックさんのハンドパワーの正体を明かすのが『超魔術の裏技術』(Mr.マリック著、ワニブックス刊)である。

 本書では、超魔術師・サイキックエンターテイナーのMr.マリックさんが、実演販売員だった時代から培ってきた人の心をわしづかみにする方法を紹介する。

■超魔術は「超話術」であり「超演出術」でもあった

 Mr.マリックさんの超魔術は、どのようにつくり出されているのか。実は超魔術というのは、手先のテクニックが2割、その場の雰囲気作りが8割だと本人は述べる。つまり、「超魔術」の正体は「超話術」であり「超演出術」ともいえるのだ。そして、この技術はマジックだけでなく普段のコミュニケーションでも活用できる。

 Mr.マリックさんは、実演販売、ナイトクラブ営業、テレビ、ライブとさまざまなシチュエーションでマジックを披露してきた。

 それぞれの場で相対する人の数も違う。そのため、年齢層、男女比などによって、マジックの内容や構成、コミュニケーションの方法も変えてきたという。なぜなら、誰に対しても同じコミュニケーションの取り方をしていたら失敗するからだ。

 また、相対する人数によっても、コミュニケーションの取り方は変えなければいけない。そして、1対2、3人という少人数とのコミュニケーションの場合でも、最初にメインターゲットとなる1人を決めるのは必須作業だという。

 では、どんな人をターゲットにすべきなのか。

 疑い深い人よりも信じやすい人。ひねくれた人よりも素直な人。ノリの悪い人よりもノリがいい人。めったに笑わない人よりよく笑う人。目の前にいる相手が、どういうタイプなのかを見極めることが重要となる。

 見極めのために手っ取り早い方法がある。一言褒めてみることだ。

 「スーツの色、素敵ですね」という具合に褒めて反応を見てみる。褒められても笑顔を見せない人は、疑い深く、ガードが堅いので、協力者にはなりにくい。一方で弾けるような笑顔を見せたり、謙遜する人は素直なので、協力者になりやすいという。

 また、相手が2、3人いる場合、パワーバランスも把握しておくことも大切だ。交渉や営業などのビジネスシーンであれば、パワーバランスの頂点にいる人を落とすことが大切になる。

 Mr.マリックさんがマジックを通して今まで培ってきたノウハウを披露している本書。超話術と超演出術でコミュニケーション能力やプレゼン力もレベルアップするはずだ。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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