NEW
企業・業界

セブン本部を店舗オーナーが公取委に告発…「おでん勝手に発注」、約束破り近隣に複数出店と主張

文=編集部、協力=山岸純/弁護士法人ALG&Associates執行役員・弁護士
【この記事のキーワード】

, ,

本部の立場を悪用し、加盟店に不利益を与えることに該当

 申告の内容が不明なので確かなことは言えませんが、可能性としては、独占禁止法第19条及び一般指定第14号が違法として規定する「優越的地位の濫用」に該当することが考えられます。

「優越的地位の濫用」とは、自分(ここではセブン-イレブン本部)の立場が相手方(ここでは加盟店)との関係において取引上優越していることを利用して、正常な商慣習の範囲を超えて、取引を実施するに際し不利益を与えることなどを意味します。

 要するに、「本来、発注する必要のない商品を本部が勝手に購入させている」ということなので、本部の立場を悪用し、取引にあたって加盟店に不利益を与えることに該当する可能性があるわけです。

 もし、これが真実であれば、公正取引委員会は、「違法行為の差止め」や「違法行為を排除するための命令」や「課徴金の納付」を命じることができます。

 なお、FC契約に「本部社員が発注できる」と記載してあったとしても、当該条項こそ「優越的地位の濫用」に該当しかねませんので、いずれにせよ違法となる可能性があります。

(文=編集部、協力=山岸純/弁護士法人ALG&Associates執行役員・弁護士

セブン本部を店舗オーナーが公取委に告発…「おでん勝手に発注」、約束破り近隣に複数出店と主張の画像2

●山岸純/弁護士法人ALG&Associates執行役員・弁護士

 時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。弁護士法人ALG&Associates執行役員として法律事務所を経営し、また同法人によせられる離婚相談、相続問題、刑事問題を取り扱う民事・刑事事業部長として後輩の指導・育成も行っている。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。弁護士としては、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験を様々な方面で活かしている。