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横浜、カジノ誘致“内定取り消し”の気配…東京の再浮上に焦り、急遽正式表明で死守へ

文=小川裕夫/フリーランスライター
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 ある地方自治体の職員は言う。

「林文子市長はIR誘致の大義名分を『少子高齢化に伴って税収減は確実で、その減収分を補うためにIRを誘致する』と述べています。しかし、少子高齢化は横浜市だけが抱える問題ではありません。今までは『黙っていても、最終的にIRは横浜に決まる』と余裕をみせていましたが、東京がIRの有力候補に再浮上してきたから、慌てたのでしょう」

 正式表明をした横浜市は、正々堂々とカジノ運営者やデベロッパーなどと交渉をすることが可能になった。業界関係者の間では「横浜がわずかにリードした」と分析されている。しかし、予断を許さない状況は変わっていない。

 IR争奪戦は東京五輪が閉幕するまでは、水面下での争いにとどまるだろう。関東は東京と横浜、そして関西は大阪と和歌山。いずれの都市がIR誘致を勝ち取っても、それがゴールというわけではない。そこから先にも、クリアしなければならない課題は待ち受けている。

(文=小川裕夫/フリーランスライター)

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