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画期的に使いやすいChrome OS、急速に拡大…Windowsのデメリット解消

文・取材=後藤拓也/A4studio
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 では、Chrome OSは現在、市場でどのような立ち位置となっているのだろうか。

「拡大しつつあるものの、そこまでシェアを獲得できてないということもあり、Chrome OSというソフトウェアの存在や、Chromebox、ChromebookといったPCを知っている方は、まだまだ少ないと思います。また、アプリケーションをインストールしないという使い方に、やはりまだ馴染めないという方も多いはずなので、なかなか広まりきっていないのが現状です。

 そのあたりのことはグーグルもよく理解していて、例えば、学校が生徒用に導入するとか、企業が社内で従業員に配布するといった、PCを一気に取り入れるような環境を中心に向けてChrome OSの事業を展開しています」(同)

Chrome OSを利用する3つのメリット

 グーグルが教育現場や企業向けにChrome OSを展開しているのには、OS自身の特徴や長所と深い関係があるようだ。

「Chrome OSのシェアが伸びた要因のひとつともなったのが、アメリカの教育市場で高く評価されたことです。生徒用のPCとしてChromebookが非常に使いやすいという評判やレビューを見て、企業や一般の方も利用し始めて、徐々にシェアが拡大していきました。

 どういった点が使いやすいのかというと、まずひとつめは、管理が非常に楽であるということです。他のOSのようにアプリケーションを使うとなると、まず、どこかからダウンロードしてインストールしなければならないですし、アプリケーションのバージョンが最新かどうかといった、さまざまな管理をしなければなりません。ですがChrome OSは、すべてをオンライン環境で管理・制御しているので、オンライン上にツールが用意されていれば、Chromebookを持っている全員がすぐに使うことができます。

 2つめのメリットは、PC本体にユーザー情報がほとんど入っていないということでしょう。Chrome OS で行った作業の情報などは、グーグルアカウントの下で集中管理されています。ですから、例えばある生徒がChromebookを壊してしまったとか、どこかに忘れてしまったといったトラブルがあっても、新しくChromebookを持ってきて、今まで使っていたグーグルアカウントでログインすれば、今まで使っていた環境が、一瞬の内にすべて復活するのです。アプリケーションの再インストールや、別アカウントへの再ログインも必要ありません。そういう意味でも、管理の負担が少なくて済むのが、大きな利点だといえるでしょう。

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