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韓国政府、国際会議で福島原発汚染水「海洋放出」を前提で議論提案…グリーンピースと連携

文=編集部
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「日本政府の廃炉・汚染水対策の会議の模様などを英訳して情報提供したり、ヒアリングに応じたりする活動を従前から行っています。韓国のみならずこの問題に関心のあるすべての国を対象に行っています。今回の会議でも韓国政府と共同でアクションを起こすというわけではなく、あくまで情報ベースの連携です。グリーンピースは政治的な中立と、政府からの独立を掲げたNGOです。

 ロンドン条約会議には1990年代から、参加各国とは一線を画した第3者的な立場で出席しています。福島の汚染水の海洋放出に関しては、グリーンピースとして意見表明します。

 福島に限って言えば福島原発構内や周囲の中間貯蔵施設建設予定地に汚染水タンクを増設する余地があります。早急に汚染水を海洋放出しなければならない理由はないと考えています。他国の原発が排出しているから良いというわけではありませんし、そもそも原発からの排水そのものに反対です。日本は事故当事国として、また世界有数の環境技術立国として最善の方策を取る必要があります。

 ロンドン条約で禁止されているのは、船による海洋投棄です。福島のように陸地に設置した排水路やパイプを使う汚染物質の排出は条約の対象外です。私たちとしては、条約の精神に則り、こうした投棄を禁止することを求める考えです」

 福島の件は日本時間9日夕方頃、会議の議題になる予定という。韓国政府には汚染水の危険性を壊れたスピーカーのように喚き散らすのではなく、国際的な場でこの問題をどのように処理すればよいのか具体案を示し、建設的な議論をしてもらいたいものだ。原発を取り巻く問題を抱えているのは福島だけではなく、韓国も含まれている。

(文=編集部)

 

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