危険な鼻血の見極め方

 もちろん、すべての鼻血が危険なわけではない。川崎氏は、危険な鼻血の特徴は「出血部位」と「時期」、そして「出血頻度」にあると説明する。

糖尿病や高血圧症などの『基礎疾患』がある50歳以上の男性は鼻の奥から出血するので、止血しにくいのが特徴です。その年代の人は、鼻血が出たら出血部位を確認するようにしましょう。また、季節の変わり目(気温や気圧の変化が大きい時期)に大量の鼻血を繰り返す場合も、高血圧症が影響している可能性が高いです」(同)

 止血処置をしたにもかかわらず短時間で繰り返し鼻血が出る人は、腫瘍や白血病など、ほかの病が潜んでいる可能性も。鼻血を理由に病院を訪れ、血液検査などの精密検査を受けて疾患が発覚することもあるという。

 また、実際に鼻血が出たときの対処法によっても「危険な鼻血」を見分けることができるそうだ。

「鼻血が出たときは、まず、ややあごを引いて顔をうつむき気味にします。同時に、指で小鼻の根元をつまんで2~3分ほど圧迫すれば、鼻腔の入り口付近の出血は止まります。しかし、鼻の奥から出血している危険な鼻血は2~3分では完全に止血することができないので、10分ほど安静にしていてください。血がのどに回ってきたら、飲み込まずに吐き出しましょう。10分以上たっても止まらない、もしくは一時的に止まってもすぐに出る場合は、耳鼻咽喉科を受診してください」(同)

 鼻血の量が多く意識がもうろうとしている場合は救急車を呼ぶ必要がある、と川崎氏。鼻血は体から発せられる危険信号。「以前よりも鼻血の頻度が増えた」という人は、一度医師に相談すると病の早期発見につながるかもしれない。

(文=真島加代/清談社)

●「空港前クリニック 耳鼻いんこう科

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