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道端アンジェリカ、被害者だった可能性…夫の恐喝事件で“新証言”、崩れる事件の構図

文=関村泰久/ジャーナリスト
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A氏の人物像

 そこで筆者は、事件当事者の周辺者に取材した。

 まず、A氏はどんな人物で、アンジェリカとはどのように出会ったのか。知人らの話を総合すると、実業家とされるA氏が8年ほど前、アンジェリカの友人をカフェでナンパしたのがきっかけで、グループで会うようになった。その後、アンジェリカとの交際に発展するが、A氏の当時の妻の友人であるタレントから「A氏は結婚している」と言われたため、アンジェリカはA氏に確認した。すると、A氏は「離婚を前提にすでに長期間、別居中」とのことだったので、交際を続けた。しかし、アンジェリカとA氏の共通の知人がA氏の自宅で、彼が妻や子供と仲睦まじく暮らしているのを目撃し、アンジェリカに報告した。一方、A氏もアンジェリカの存在が妻の知るところとなり、双方が周りから責められて連絡を取らなくなった。それが約7年前である。つまりA氏は、通常の婚姻状態にあることを隠してアンジェリカに近付いたということになる。

 その後、A氏は銀座のクラブの女性と付き合い、相当入れあげていたものの、その女性の不貞を知り、「俺が使ったお金を返せ」と要求していたという話まで入ってきた。

 相当羽振りの良かったA氏だが、最近は余裕がなくなってきたという情報もある。とはいえ、今でも飲食で散財することも多い。たとえば、アンジェリカを通じて夫のキム氏とも顔見知りだったA氏は、キム氏の経営するバーでどんちゃん騒ぎをして、高額な支払いを請求されたという。

「A氏は『高い』と文句を言って、相当まけてもらったことがある」(A氏との飲み会に参加した人物)

 それでもキム氏の店に20万円以上のツケが残っているという情報もあり、キム氏がA氏に35万円を請求したのは、アンジェリカに手を出したと思い込んだキム氏が、ツケにまけた分の一部を上乗せして請求しただけという見方もできる。この点について、別の警視庁OBは語る。

「正規の債権取り立てだったとしても、その手段が脅迫におよんだりすれば、恐喝で問議されますね。貸したものを返してくれないからといって、勝手に他人の家やデスクなどからものを持ち去れば窃盗罪を問議されるのと同様に、法治国家においては、やり過ぎな自力救済は認められません。今回キム氏がA氏に発した言葉のように脅迫文言が並んでいたら、完全にアウトですね」

 事件当日、アンジェリカがA氏を誘ったと報じられているが、2人の知人らの証言によると、A氏が「レストランのプロデュースをしてもらえないか?」とアンジェリカを誘ったようだ。

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