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東京五輪マラソン、選手度外視“3時スタート”案が物議…小池都知事と森会長の対立も激化

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小池百合子都知事(写真:Stephan Jarvis/アフロ)

 2020年の東京五輪で“札幌開催”案が報じられたばかりのマラソンと競歩。新たに“スタート時間の前倒し”が取り沙汰されており、トップレベルでの混乱に不安の声が高まっている。

 一部報道によると、東京都がマラソンのスタート時間を、現在検討されている午前6時からさらに繰り上げたうえでの都内開催を提案。“午前5時または午前3時スタート”などが検討されているという。なお、国際オリンピック委員会(IOC)が札幌開催案を発表したのは10月16日のことで、大会組織委員会の森喜朗会長は会見で「暑さ対策の一環からみればやむを得ない」と理解を示していた。

“午前3時スタート”の報道に、青山学院大学・原晋監督はツイッターで「アスリートファーストって言うけれど、口だけの発言では」と批判。また立憲民主党・蓮舫参議院議員も、原監督の発言を取り上げたニュースを引用しつつ「場所や時間を競うように提言するのではなく、アスリートの声を聞く努力がいるのではないか」とツイートしている。

 そんな状況のなか、25日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)に小池百合子・東京都知事が生出演。マラソンのスタート時間が招致時より繰り上がっている点を指摘された上で、今回の“さらなる前倒し”について「そういう案もあります」とコメント。一方で「午前3時などと言ってますけど、それはないです。どう考えても」と一部報道を否定していた。また、会場が変更される場合の費用負担について「都は負担はできない」と語り、札幌開催案に不快感を示した。

 スタート時間のさらなる前倒しという案は賛否を呼んでおり、賛成派からは「選手にとって早朝練習は当たり前だし、時差のあるレースもこなしているのだから、当日までに調子を整えられると思う」「前倒しが有効だとすれば、これからの準備期間を考えると、やはり東京開催が妥当」といった声が上がっている。対して反対派からは、「たとえ夜中でも東京の湿度を考えたら、選手への負担はあまり変わらないのでは?」「暑さ対策はクリアできても、ボランティアスタッフや近隣店舗・住民への負担が大きいと思う」といった意見が寄せられている。

 東京都が再び都内開催を提案したことで、大会組織委員会との対立を危惧する人も多い。先日も小池知事が都内の会合で、「涼しいところというなら北方領土でやったらどうか」などとコメント。森会長が会見で「極めて無責任なことを言っておられる」と小池知事を批判するなど、両者の溝が浮き彫りになったばかりだ。

 トップレベルでの混乱ぶりに、ネット上では「今さらスタート時間のことで揉めていて大丈夫? 準備が間に合うのか心配」と懸念する声が出ている。これ以上混乱が続けば、競技や五輪そのものへの関心低下につながりかねない。

(文=編集部)

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