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中国の「会話が楽しめる」ロボットに熱視線…深刻な「男性余剰」で高い需要

文=清談社
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 数年前に「VR元年」と喧伝され、映像ソフトやゲームなどさまざまなジャンルで展開された「VR」だが、目下のところ元気なのはアダルト業界だけのようだ。

 新たなメディアや技術は「エロ」が牽引するといわれるが、VRはまさにアダルトの独壇場。撮影技術だけでなく演出や音響なども進化を続け、その没入感はすさまじいものとなってきている。

 そして、今後はさらに違った展開も期待できそうだ。たとえば、米サンフランシスコのPlexus Immersiveというスタートアップ企業が開発しているグローブ型のデバイスは、VR映像と連動して「やわらかさ」などの触感を手のひらに伝えることが可能だという。建設や医療の用途として開発されているようだが、アダルト産業への転用が可能になれば、憧れの女優の肌の質感をリアルに楽しめる日も近そうだ。

 こうしたVRデバイスが整ってくることで新たな楽しみ方として密かに人気を集めているのが、バーチャルな「性転換」だ。たとえば「VRChat」というサービスでは、好きなアバターを自由に設計し、VR空間での交流を楽しむことができる。中年男性が美少女キャラのアバターを使い、さまざまな男性からアプローチを受けるなど、新たな性の楽しみ方を見いだしたユーザーが集っているという。

避妊具もネットにつながる時代?

 いろいろなものがインターネットとつながるIoT技術をアダルトグッズに利用する動きも広がっている。

 カナダのメーカー・Standard Innovationは、IoTを搭載したバイブレーター「We-Vibe」を開発した。We-Vibeはスマートフォンのアプリを介して遠隔で自由に操作でき、離れたところから振動の強弱やリズムを変えることができる。さらに、音楽に合わせて振動を調整してくれる「ビートモード」や、リアルな指先の動きを再現してくれる「Touch モード」も搭載。特に遠距離恋愛中のカップルからの需要が高く、北米で人気となった。

 しかし、We-Vibeユーザーの個人情報が同意なしで収集されていたことが判明し、そのなかにはバイブの使用状況や好みの振動パターンなどが含まれていたため、ユーザーたちによる集団訴訟に発展してしまった。すでに和解が成立しているが、性に関するデータは個人的でセンシティブな情報のため、管理体制が重要課題になっている。

 そして、IoT技術×アダルトの「本命」といわれているのが、イギリスの避妊具メーカー・British Condoms社が開発中の「i.Con」だ。これは従来の避妊具の役割を果たすものではなく、男性器に装着して各種のデータを測定するウェアラブル・デバイスの一種である。

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「i.Con」(British Condoms社のHPより)

 i.Conで記録されるデータは、性行為時のカロリー消費量、ピストン運動の速さ・回数・平均速度、そして平均皮膚温度など。さらに、性行為の頻度・合計期間、男性器の太さ、どのような頻度で体位を変えたかなども記録することができる。今年中に発売される予定で、価格は8000円強と意外に手頃だ。もちろん防水機能がついているので、何度も洗って使用することができる。

中国ではAI搭載の性行為ロボットが大人気

 VR、IoTに続き、AIにも熱い視線が注がれている。バーチャル空間ではAIを用いた性行為のパートナーなどが登場しているが、今盛り上がっているのは実物大のラブドールにAIを搭載した「性行為ロボット」だ。

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