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六代目山口組・髙山若頭出所から2週間…知らしめられた存在感、驚愕の噂も飛び交う

文=沖田臥竜/作家
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髙山若頭の出所祝いが行われた三代目弘道会系佐々木一家

 10月18日、六代目山口組・髙山清司若頭が府中刑務所より帰還を果たし、2週間が過ぎたが、その間、あらためてその存在感の大きさが、髙山若頭の出所後の他団体の動向からも見て取れた。

 出所後、わずか2週間足らずで、六代目山口組と友好関係にある12団体の首脳陣らが、髙山若頭の出所を祝うために、全国各地から名古屋市内の髙山若頭の元へと訪問したのである。

「友好団体によるこうした訪問は、髙山若頭の出所前から予想されていたことでもありました。ですが、いざそれが現実のものになると、髙山若頭という人の存在感、影響力には際立ったものを感じます」(ジャーナリスト)

 もちろん、そうした髙山若頭が放つ、カリスマ性ともいえる独特の存在感は、六代目山口組末端の組員にまで伝播しているという。

「髙山若頭が出所したことで、明らかに組員たちの動きが変わっている。ヤクザ独自の緊張感といえばよいのか。司組長というトップが君臨し、そこに若頭という右腕が一線に復帰したことで、これまで以上の統率が取られているように見受けられる。本来の六代目山口組の姿に戻ったのではないか」(六代目山口組関係者)

 六代目山口組内部からそうした声が聞こえる一方、そんな内部を揺さぶるような情報もSNS上で飛び交っている。一例をあげれば、髙山若頭の収監中に山口組が分裂したことに対し、一部の幹部らがその責任を公の場で髙山若頭に追及されたというような主旨だ。だが実際は、あくまで歪曲されたニセ情報だと、ヤクザ事情に詳しいジャーナリストが指摘する。

「一部週刊誌などでも報じられていますが、髙山若頭の出所翌日に開かれた宴席では、参加可能な全直参が出席しています。席上、髙山若頭から冗談が飛び出るほどだったようで、帰途に着く幹部らの表情も明るいものでした。SNS上のニセ情報は、髙山若頭の復帰で士気が上がる六代目山口組内部を撹乱させるために何者かが意図的に流布した、言うならば怪文書のようなものではないでしょうか」

 SNSがヤクザ社会にも浸透した分、誰でも簡単にSNSを利用し、情報を拡散しやすい状況となった。そのなかにはニセ情報も実際に多い。以前のように、怪文書のような手の込んだものをつくる必要もない上、また拡散力も数段上がっている。ゆえにヤクザが情報戦を仕掛けるにあたって、SNSを使わない手はない。今回もそうしたケースだろうが、この一面にも如実に表れているように、髙山若頭の戦線復帰が、他陣営でもそれだけ話題になり、脅威として捉えているということだろう。

 そんななかで現在、根強く噂されている話がある。それは、ある2人の組長の直参昇格の噂だ。2人のうち1人の組長については、以前よりそうした噂が囁かれていた。組織力からしてもプラチナ級と評価されてきた実力者だ。だが、問題はもう1人の組長だと関係者らは口を揃えている。

「なぜならば、もう1人の親分は、現在は神戸山口組系列に所属している人物だからだ。一説には、六代目山口組側と神戸山口組側でなんらかの食い違いが出ていており、そうしたなか、この組長が六代目側への直参として移籍するのではないかという。真偽は不明だが、この噂が根強く囁かれているのは確かだ」(業界関係者)

 もし現実になれば、そのインパクトは大きく、髙山若頭の求心力を内外に誇示することとなるだろう。髙山若頭出所後、目まぐるしいほど、さまざまな動きが起きている。

(文=沖田臥竜/作家)

沖田臥竜/作家

沖田臥竜/作家

作家。2014年、アウトローだった自らの経験をもとに物書きとして活動を始め、小説やノンフィクションなど多数の作品を発表。小説『ムショぼけ』(小学館)や小説『インフォーマ』(サイゾー文芸部)はドラマ化もされ話題に。最新刊は『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』(同)。調査やコンサルティングを行う企業の経営者の顔を持つ。

Twitter:@pinlkiai

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