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山崎俊輔「発想の逆転でお金に強くなる『お金のトリセツ』」

PayPay + LINEPay or d払い、が最強? Suicaならモバイルが得

文=山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

高齢者にはキャッシュレスはハードルが高い? 得をするのは使いこなせる若い世代

 さて、今回考えてみたいのは、若い世代のマネープランにおいて、このチャンスを活用してみたいということです。あるニュースによれば、高齢者はキャッシュレス決済がお得とわかっていても、なかなか対応し切れていないそうです。確かに、私の母親に「小さなお店で使うと5%還元されるよ」と言っても、意識的にキャッシュレスを利用してくれるかは微妙なところです。ICカードのSuica(JR東日本グループ)は使えるようなので、それをできるだけ使うようにとアドバイスするのが精一杯かな、という感じがします。モバイルSuicaにするとJR東日本の切符代が2%還元になるおまけもついてくるのですが、「JREポイントクラブに登録もしておいて。もちろんウェブでね。会員登録にはメルアドが必要で認証があるから」なんて言ったら、70歳を間近に控えた母はお手上げでしょう。

 逆にいえば、使いこなせる世代、つまりスマホの設定にあまり苦労しない人たちは、キャッシュレスを使いこなすほど得をする、ということになります。あまり積極的に移行していなかった人も、PASMOやSuicaのような交通系電子マネーは通勤で使っているはずです。これをそのままコンビニでも使うところから始めればいいのです。どうせ時代はキャッシュレスの方向に進むのでしょうから、今がキャッチアップのチャンスです。

対象店舗はアプリとステッカーで探す 地元商店街と職場近くの居酒屋が狙い目

 さて、基本的な仕組みは説明しましたが、もっと具体的に「狙い目」を考えてみると、地元商店街と職場近くの居酒屋が狙い目だと思います。

 まず、自宅近くに商店街がある場合、対応店舗があるかどうか調べてみます。前述のとおり検索用の公式アプリが便利です。「Suicaが使えるわけない」と思っている店舗が、この数カ月で端末を導入しているというケースもけっこうあります。こうした店舗は店頭ないしレジ前に「キャッシュレス決済還元」と書かれたステッカーが貼られています。赤い丸の中に文字の「C」が描かれ「レ」のマークが組み合わされています。

 こうした店舗では、5%ないし2%還元が受けられます。チェーン展開をしていない地元のスーパーが5%還元していたら、ひいきにするといいでしょう。街の本屋さんなどでも5%還元をしていることが多いようです。書籍や雑誌、漫画が安く買えるわけですから、これはお得です。

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

1972年生まれ。中央大学法律学部法律学科卒業。企業年金研究所、FP総研を経て独立。個人の資産運用や老後資産形成のアドバイスが得意分野。日経新聞電子版やYahoo!ニュースなど多数連載を持つ。月間PVは200万以上。
フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャルプランナー
financialwisdom

Twitter:@yam_syun

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