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DM開放タレントの“闇PR案件”
その一方で、“ステマ疑惑”の問題もある。最近では、吉本興業が京都市から1ツイート当たり50万円の報酬を受け取り、所属芸人にPRツイートをさせていたことが大きな話題となった。
「インスタグラムでは、明らかにPR案件なのに“PR”の明示がないケースはいくらでもあります。このあたりのルールが整っておらず、グレーゾーンになっているがゆえにステマ疑惑のPR案件が横行しているというのが現状です。タレントとしても、1回のPR投稿で数万円から数十万円もらえることもあるので、楽に稼げるとそっちに流れてしまうんですよね」(芸能事務所関係者)
フォロワーの多いモデルやタレントは、グレーなインフルエンサー稼業に勤しむケースも少なくないようだ。
「たとえばバラエティー番組に出たらちゃんとトークをしなきゃいけないし、ドラマだったら台本を覚えなくてはならない。とにかくテレビの仕事は大変だし、1回失敗すると次のオファーがないかもしれない。でも、インスタでのPR投稿であれば、ただ褒めて投稿するだけでお金が入ってくる。YouTubeでおもしろい動画を作るのは大変だけど、インスタであれば片手間でできるということもあって、こっちばかりに力を入れるモデルやタレントは結構いますね。ダイレクトメッセージでタレントに直接PR案件が依頼されることも多く、それをこっそり受ければギャラを事務所に抜かれることもなく、より多くの報酬を受け取ることができる。ダイレクトメッセージを開放しているタレントは、おそらくそうした“闇PR案件”に手を染めてますよ」(前出・芸能事務所関係者)
YouTubeとインスタグラムとでかなり方向性は違いそうだが、いずれにしろ芸能人たちにとってネットが重要な収入源となりつつあるのは間違いないようだ。
(文=編集部)