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沢尻エリカ、多種類の違法薬物を“使い分け”る重度の依存症か…それでも女優復帰を許すべき

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沢尻エリカ

 合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者が、10年以上前からコカインや大麻、LSDなど、さまざまな違法薬物を使用していたと供述しているという。

 コカインは中枢神経興奮薬、大麻は中枢神経抑制薬、LSDとMDMAは幻覚薬に分類される。尿鑑定の結果は陰性だったが、本人の供述を信用すれば、「アッパー系ドラッグ」であるコカインで脳を興奮させながら、「ダウナー系ドラッグ」である大麻で脳を抑制していたわけで、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだ。そのうえ、ときどき「サイケ系ドラッグ」であるLSDとMDMAで幻覚を体験していたのだとすれば、重度の薬物依存症ではないかと心配になる。

 男勝りで気が強い女性というイメージが定着していた沢尻容疑者は、NHKの大河ドラマに出演するほど女優の仕事が順調だったにもかかわらず、なぜ長年にわたり違法薬物を使用し続けていたのか?

 次の2つの要因があるように見受けられる。

1)ストレスとプレッシャー

2)本人の性格

 まず、2007年に「別に」発言で猛烈なバッシングを浴び、その後干されていた頃は、相当なストレスがあったはずだ。当時まだ20歳そこそこの女の子がボコボコにたたかれ、芸能活動休止に追い込まれたのだから。もう二度と女優として復帰できないのではないかという不安にさいなまれたことも、落ち込んで抑うつ状態になったこともあるかもしれない。もちろん、孤独だったにちがいない。

 そこから這い上がって、2012年に映画『ヘルタースケルター』で復活したわけだが、そのときも相当なプレッシャーがかかっていたのではないか。これでダメだったら、後はないというギリギリのところまで追い込まれていた可能性が高い。そのプレッシャーをはねのけて主役を見事に演じたからこそ、映画はヒットしたのだろうが、沢尻容疑者が感じていたプレッシャーがいかに強かったかは容易に想像がつく。

 女優として復活してからは順調に実績を積み重ね、大河ドラマに出演するほどになったが、その間も、せっかく築き上げた自分のポジションを失うのではないかとか、人気が落ちるのではないかという喪失不安にさいなまれたかもしれない。

 芸能人であれば誰でも多かれ少なかれこうしたストレスとプレッシャーにさらされ、喪失不安にさいなまれるのだろうが、彼女の場合、「エリカ様」と呼ばれ、気の強いイメージを維持し続けたことが、それに拍車をかけたように見える。

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