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渡邉哲也「よくわかる経済のしくみ」

GSOMIAで混乱の韓国、米国が同盟国から除外の動き…在韓米軍経費で交渉決裂、中国に急接近

文=渡邉哲也/経済評論家
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 これまで、アメリカとしては単独ではなく日本を巻き込むことで、日米の協力関係のもとで韓国をコントロールしようとしてきた。しかし、GSOMIAをめぐるゴタゴタは、こうした構図が根底から覆されることを意味する。日韓もそうだが、アメリカ側の実務担当者も韓国との交渉に疲弊しており、アメリカ側から韓国を同盟国としてみなすことに否定的な意見が出始めている。

 そんな状況で、アメリカはGSOMIAの破棄見直しと在韓米軍駐留経費の負担増を韓国に突きつけていたわけだ。しかし、韓国はなかなかアメリカの言うことを聞かないばかりか、10月には中国との間で5年ぶりとなる国防戦略対話を行い、軍事的にも中国にすり寄る姿勢を見せている。

 一方で、11月に行われた米韓の防衛金交渉は事実上の決裂に終わった。本来であれば終日行われる予定であったが、アメリカが80分で中断したと報じられており、現状では交渉がまとまる可能性は限りなく低いと見るのが自然だろう。当然、こんな状況では日韓だけでなく米韓の関係悪化も必至であり、今後は在韓米軍の撤退も視野に入れた大きな戦略転換が必要になるのだろう。

(文=渡邉哲也/経済評論家)

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『「韓国大破滅」入門』 2019年8月2日、ついに安倍政権は韓国を「ホワイト国」から除外した。反発を強める韓国はこれからどうなっていくのか。また、7月に河野太郎外務大臣は「新・河野談話」を発表、かつての河野談話を更新し、着々と韓国を追い詰めつつある。日韓関係の行方はどうなっていくのか? 一方、トランプ政権は戦時統帥権を返還し韓国を見捨てようとしている。在韓米軍撤退で起こる韓国の死活的悲劇とは? 今後の韓国、朝鮮半島、アジアの変化を完全解説! amazon_associate_logo.jpg

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