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松屋、「オリジナルカレー」終了に「実質値上げ」「プレミアム牛めしと同じ手口」と非難殺到

文=編集部
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松屋フーズ」より

 牛丼チェーン大手の松屋が11月27日に「オリジナルカレー」の販売終了を発表した。また、28日には「創業ビーフカレー」の定番化を発表したが、ネット上では「実質値上げ」との指摘が相次いでいる。

 松屋は公式サイトでの発表に先がけて、27日にツイッターで【大切ならお知らせ 大事件】(※原文ママ)とツイートし、12月1日からオリジナルカレーが順次全店終売となることを発表。その後のツイートでも「松屋の定番。オリジナルカレー。まもなく本当に無くなります」「オリジナルカレーをご愛顧いただいていた皆様には大変心苦しいのですが松屋オリジナルカレー。本当に終売です。食べおさめは今のうち」と告知していた。

 ツイート翌日の28日に公式サイトで解禁された情報によると、オリジナルカレー関連メニューの終売に伴い、期間限定メニューだった創業ビーフカレーが定番メニューになることが明らかになった。価格は並盛490円(税込み/以下同)、大盛590円。発売日は12月3日午前10時となっている。

 今年6月に限定メニューとして登場した創業ビーフカレーは消費者の間で好評を得ていただけに、今回の発表を受けて「定番化はうれしい」「また食べたかったからありがたい」と喜ぶ声は多い。一方、前日のツイートでは創業ビーフカレーの発売について触れていなかったため、「松屋からカレーがなくなる」と受け止めた人たちからは「松屋ファンを騙すようなプロモーションはやめて」「創業ビーフカレーに切り替えるだけでしょう? 煽りすぎ」「炎上商法じゃん」といったクレームも相次いでいる。

 また、オリジナルカレーは並盛390円、大盛490円という価格設定だったため、創業ビーフカレーになると100円高くなる。そのため、「これって実質値上げですよね」「ただの値上げを『おいしくなって新登場』みたいに煽るのはズルいやり方だと思う」「値上げするための商品リニューアルだな」「松屋のカレーはコスパの良さが魅力だったのに、コスパ悪くなった。もう食べない」などと厳しい意見も寄せられている。

 松屋といえば、過去にも「牛めし」と「プレミアム牛めし」の販売をめぐって“実質値上げ”を指摘されたことがある。関東圏で牛めしに代わって販売中のプレミアム牛めしは、2014年7月から順次投入されたメニューだ。公式サイトでは牛肉・品質管理・タレへのこだわりが強調されているが、グレードアップにともなって価格もアップ。並盛の価格を比べると、牛めし320円に対してプレミアム牛めし380円と、60円の“値上げ”となった。

 そのため、松屋ファンからは「プレミアム牛めしの悪夢を思い出す。同じ手口だよね」「結果的に牛めしもカレーも高くなったね」との指摘も噴出している。

 気になるのは、プレミアム牛めしの登場と創業ビーフカレーの定番化が、いずれも“消費増税直後”に発表されている点だ。前回、消費税率が5%から8%へ引き上げられたのは14年4月1日で、今回は10月1日に8%から10%へ引き上げられたばかり。そのため、「わざわざプレミアム感を出さなくても、素直に値上げしますと言えばいいのに」「問題になった消費増税便乗値上げと何が違うの?」という声も上がっている。

 波紋を呼ぶ松屋の商品展開。オリジナルカレーの販売終了は、何を意味するのだろうか。

(文=編集部)

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