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大崎孝徳「なにが正しいのやら?」

急成長遂げるある英語学校が注目…格段に安い価格で「高品質なレッスン」を受けられる

文=大﨑孝徳/デ・ラ・サール大学Professorial lecturer
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フィリピン、メトロマニラ、BGCという立地

 英語学校を海外に設立する場合、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、数多くの候補地が考えられるが、なぜフィリピンにしたのだろうか。また、フィリピンのなかでもセブは人気の留学先となっているが、なぜマニラ地区のBGCとしたのだろうか。

 この点に関して、まず講師の魅力というポイントが挙げられた。フィリピン人は自らが勉強して英語を習得しているため、初学者の気持ちがわかり、教える技術が高い。また、フィリピン人特有のホスピタリティの高さによって、受講者が楽しく英語を学ぶことができる。

 フィリピンのなかでもセブではなくメトロマニラとした理由に関して、まずセブにはすでに多くの英語学校が濫立しており、講師の取り合いという状況になっている。一方、メトロマニラには30校程度しかなく、しかもフィリピンの有名大学はこの地区に集中しているため、質の高い講師を集めやすい状況にある。加えて、セブは「遊びながら英語も勉強できる」といったイメージが定着しつつあり、「しっかりと英語を学ぶ、貴重な海外経験を過ごす場」としては、政府の機関や大手企業が所在するメトロマニラのほうがよいとの考えもあったようだ。

 さらに、BGCとしたのには、日本からの留学生に学習以外のストレスなく、日々を過ごしてもらうためとのことであった。BGCは近年、急速に開発された地区であり、大きな緑の広場に高層ビルが建ち並び、シンガポールのような街並みである。ハワイ、セブよりも安全性が高いという統計もあるようで、確かに筆者が暮らすマニラ中心部の街とは大違いである。

ステップフォワードの特長

 まだ開校1年程度ながら、四半期ごとに25%の割合で受講生が増加するなど、順調にビジネスが進行している。どの業界においても同様のことながら、組織を維持していくために他社との競争に打ち勝つことは必須であり、差別化は重要なポイントとなる。では、ステップフォワードが運営する英語学校には、どのような特長があるのだろうか。

 この点に関しては、まず今までの話とも関連するが、講師というポイントが挙げられる。豊富な人材のなかから、経験豊かで優秀な講師を厳選している。採用率は5%という驚きの低い数字となっている。では、なぜここまで厳選できるのか。裏を返せば、なぜそれほど多くの応募があるのだろうか。

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