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『同期のサクラ』“報われないヒロイン”という新しさに号泣必至…高畑充希の見事な演技

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日本テレビ系にて放送中の『同期のサクラ』公式サイトより

 今クールの連続ドラマで“一番泣ける”とネット上で話題となっているのが、日本テレビ系の“水曜ドラマ”枠で放送中の『同期のサクラ』だ。主人公のサクラを演じるのは、ここ数年連続ドラマの主演が続き、“若き連ドラ女王”になりつつある人気女優の高畑充希。

 船の事故で幼い頃に両親を亡くしたサクラは、田舎の離島に橋を架けるという大きな夢を持ってゼネコン会社に入社するも、いつも無表情で空気が読めず、言いたいことを言って上司を怒らせてばかり。サクラは「橋を架ける」という夢を実現すべく土木課への配属を志願するが、社長や上司に盾突いたことから人事、社史編纂室、子会社とたらい回しに。しかし、同期の仲間がサクラのまっすぐな生き方に感化され、一致団結してサクラをバックアップする――。

 タイトルにもあるように“同期との絆”という少々青臭いキーワードが本作のテーマなのだが、「それが全然古臭くなくて、しかも胸アツなんですよ」と語るのは、あるテレビ誌の記者だ。

「主人公が空気を読めず、周りに迷惑をかけながらも我が道を通す――という物語は今までにもたくさんありましたが、大体は上司や得意先も主人公に魅了されていくというのがお約束。しかし『同期のサクラ』の主人公はどこまでも報われず、理不尽な人事でたらい回しにされるわ、物語も終盤なのに土木課に配属されないどころか子会社から戻ってこられないわで、とにかくうまくいかないんです。まるで、“空気も読めず忖度もできない社員はモンスター社員と見なされ出世できない”といった、夢も希望もない話をそのままドラマ化しているような展開なのですが、この受難のヒロイン像が、意外にも非常に泣けるんですよね。

 自分に嘘をつかず、正しい道をまっすぐ歩み続けることはこんなにも大変なのかと、サクラの報われない人生を見てるとつい感情移入してしまう。同期といざこざがあると、主人公は田舎のじいちゃんの柊作(津嘉山正種)にFAXで相談するのですが、じいちゃんから送られてくるFAXの言葉も全部熱くて胸に響く。そんなじいちゃんも、11月20日放送の第7話で死んでしまい、天涯孤独となってしまったサクラはどうなってしまうんでしょうか……。主人公を一切甘やかさないという意味では、とても新しいドラマだと思いますね」

ベテラン遊川和彦の熟練の脚本

 脚本は、遊川和彦が担当。過去には『GTO』で35.7%、『家政婦のミタ』で40.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、共に最終回)を記録した超大御所脚本家である。

「遊川さんは最近では映画監督やドラマの演出などにも進出してますが、これまでも『週一で撮影現場に顔を出す』『演出や役者に口を出す』など、視聴率を獲るだけでなく単なる脚本家ではない動きをすることでも有名でした。どこまでも自分の脚本に自信と責任を持ってるからこそ、そこまでできるんでしょうね。

 本作では、毎回1話で主人公の1年間が描かれ、全10話で10年間の物語になるという構成ですが、これもかつて遊川さんが1992年放送の連ドラ『十年愛』(主演/田中美佐子、浜田雅功、TBS系)で成功させている手法。スカイツリーが徐々に完成に近づいたり、その年に流行った本を部長が読んでいたりと、時間経過の見せ方もさすがの一言。連ドラを熟知した達人による、お手本のような脚本だと思います」(前出・テレビ誌記者)

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