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安倍首相が連日連夜マスコミ関係者と会食して“勤しんでいること”

文=編集部 
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安倍首相 在任期間歴代最長に並ぶ(写真:日刊現代/アフロ)

 首相主催の公的行事「桜を見る会」をめぐり、安倍晋三首相が公職選挙法違反や政治資金規正法違反などの疑惑の渦中にいる。通算在職日数で歴代最長を記録した11月20日、永田町近くの中国料理店「上海大飯店」で内閣記者会に加盟する報道各社のキャップと懇談。側近の今井尚哉首相秘書官とともに、「桜問題」での釈明と記者の懐柔に余念がなかったという。

 新聞各紙の首相動静を見ると、その前後の複数の夜にも、安倍首相はメディア関係者と会食している。15日はパレスホテル東京の日本料理店「和田倉」でフジサンケイグループの日枝久代表。18日は創作和食の「春秋ツギハギ 日比谷」で読売新聞東京本社の柴田岳常務取締役論説委員長、田中隆之取締役編集局長。21日は高級フレンチの「オテル・ドゥ・ミクニ」で評論家の金美齢氏、作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、有本香氏、作曲家のすぎやまこういち氏らだった。

 そこでも桜問題が話題に上ったのは想像に難くないが、連日のメディア関係者との会食には別の目的もあったようだ。

「安倍さんは『都知事候補、誰かいない?』と具体的な名前を求めて、相談していたらしい。自民党では二階幹事長は現職の小池百合子都知事でいいじゃないかという考えだが、都議会で戦っている東京都連には、小池さんという選択肢はない。とはいえ、首都の知事選で政権政党が不戦敗するわけにはいかない。選挙まであと半年しかなく、安倍さんもいよいよ困っている」(自民党関係者)

 自民党の都知事候補としては、これまで競泳元五輪選手で現在はスポーツ庁長官の鈴木大地氏、スピードスケート元五輪選手で五輪担当相の橋本聖子、元アナウンサーで東京選挙区選出参院議員の丸川珠代(元五輪担当相)などの名前が挙がった。このなかでは丸川氏が有力とされたが、「相手が現職の小池さんでは『勝ち目がない』と尻込みしている。今年の夏に参院の3期目に当選したばかりで、国会議員の地位を捨ててまで負ける可能性もある戦をする気はないようだ」(都連所属の自民党国会議員)という。

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