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豊洲市場の寿司屋に、外国人観光客が殺到…世界一美味いマグロを“並ばずに”楽しむ方法

文=明石昇二郎/ルポライター
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豊洲市場で「絶品寿司」を楽しむ方法

 全国各地の有名漁場からブランド魚がこぞって集結する世界最大級の「海産物基地」である豊洲市場。ここに店を構える握り寿司の各店舗なら、マグロに限らず天然モノの白身ネタも充実している。

 築地時代の魚河岸は交通の便もよく、朝5時半から始まる生本マグロの競りを見学することも容易にできた。しかし市場が豊洲へと移転したことで、アクセスが大変悪くなってしまった。豊洲市場には一般向けの駐車場もまだ整備されておらず、現在は衛生上の理由から、一般客が市場で魚を買うこともできない。つまり、一般客を遠ざけてしまっているのだ。

 その結果、築地時代は場内のどの寿司店も行列に並ばないと食べられなかったのが、今では行列に並ぶことなく、悠々とカウンターで握りを楽しめるお店もある。かえって“穴場”状態なのである。

 例えば、ある寿司屋の暖簾をくぐり、その日の「おまかせ寿司」(10カン+巻物1本+玉子に味噌汁付き。概ね4000円+税前後)を注文してみると、出てきたのは舌の上でとろける大間の本マグロ大トロ2カンに、北海道産ヒラメ、三陸産カツオの焼きしも、三陸産ホタテ、房州産アジ、北海道産バフンウニ、千葉・大原のヒラマサ、和歌山産の車エビ、常磐産穴子が、1カンずつ握って出てくる。さらにこのお店では、特に気に入ったネタを2カン、お代わりさせてくれた。カウンターに座り、板前さんに煮切り醤油を塗ってもらってから味わう握り寿司は、「築地の魚河岸」時代からの技を受け継ぐ格別の美味だ。

 現在、一般客として豊洲市場に行くには、ゆりかもめの「市場前駅」で下車するのが最も便利。JR新橋駅からは「豊洲市場」行きのバスが朝5時台から出ている。どの寿司屋もお昼時は混雑するので、狙い目の時間帯は昼前の午前中だ。

 旬の海産物の買い物もしたいという人には、築地の場外市場内にあるマーケット「築地魚河岸」がお勧め。豊洲市場で魚介を扱う仲卸業者の名店が揃って出店しているので、豊洲市場で業者が仕入れているのと同様の良品が買える。築地場外市場付近からは豊洲市場行きのバスも出ているので、場外市場付近の公共駐車場に車を停め、豊洲へはバスで向かって、帰りに築地でお買い物、という方法もある。

 早朝に公共交通機関を乗り継いで豊洲に行くのは苦手、という人には、来年からはバスツアーで行く、という手段もある。お値段は握り寿司代込みで1万2000円前後から。朝7時くらいに首都圏の主要駅を出発し、朝9時頃から行列に並ぶことなく“店舗貸し切り”状態で握り寿司を味わえる。これなら、駐車場確保の心配もなく、心置きなく絶品寿司を楽しめる。ネットで「豊洲市場の老舗寿司屋をツアーで貸切」と検索すればヒットするので、確かめてみてほしい。

(文=明石昇二郎/ルポライター)

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