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投資家ではなくトレーダーを目指せ!株売買で稼ぐためのアドバイス

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冨田:具体的な数字は言えないのですが、年間で8ケタくらいです。

――カラ売りでの利益についてもお聞きしたいです。

冨田:さっきの相場の話に戻るのですが、ここ数年は大きな流れは上げ相場だったので、カラ売りを仕掛ける場面がそもそもあまりなかったり、あるにはあるのですが少なかったり、短期勝負だったり……ですね。カラ売りは下げ相場でこそ利益が出るものなので。

 ただ、繰り返しになりますが、上げ相場がいつまでも続くわけではありません。下げ局面に転じた時には、流れに逆らって買いに走るよりも、流れに乗ってカラ売りをした方が利益は出やすいので、今後そういう状況になった時にはカラ売りを仕掛けることが増えていくと思います。

――今回の本でどんなことを伝えたいですか?

冨田:株価チャートを使ったカラ売りの手法の本なのですが、「カラ売りは買いよりも稼げるので、今後ずっとカラ売りをやりなさい」ということを提唱しているわけではなくて、「株式相場というのは上がることもあれば下がることもある」ということをわかっていただきたい。当たり前のことなのですが、国や公的機関はこういうことはなかなか口にしません。言ったら買い手が居なくなり、もっと下がってしまうので。それもあって、相場は下がることもあり、そんな状況時には手持ちの株は売らなければならないし、株を買ってはいけないということをわかっていない人が案外多んです。

 今は上昇相場中ですが、これがいつまでも続くと思っていると、天井をつかまされた時に大損をしてしまいます。この本で書いているカラ売りをやるかどうかは自由ですが、せめて来るべき下げ局面が来たら、今持っている株は売ってください。そうしないと損失を大きく膨らませ、塩漬けになってしまうので。

――最後に、株式投資に行き詰まっている人や、これから始めたいという人にメッセージをお願いいたします。

冨田:私は常々、個人で株をやる場合は「投資家」ではなくて「トレーダー」を目指してほしいと言っています。「企業価値に焦点をあてるのが投資家、株価の値動きに焦点をあてるのがトレーダー」だと私は思っていますが、ぜひ後者を目指していただきたい。

 なぜかというと、企業についての踏み込んだ情報はなかなか一般の個人投資家は入手できないし、たとえ入手できたとしても、そういった情報を分析する能力もないからです。大口のプロ投資家は集団で動きますし、ものすごく頭のいい人たちが四苦八苦しながら銘柄を選択している世界です。同じことを一般の人ができるかというと難しいでしょう。少なくとも、私にはできませんでした。

 だから私は株価の動き自体に焦点をあてるトレーダーの道に入ったんです。株価チャートを勉強して、トレードを始めてみたらうまくいったんです。現在は自分自身がトレードをしつつ、そのノウハウを個人トレーダー志望の方々に教えています。チャートを見て売買を判断するのであれば、大口のプロと個人の間には、少なくとも使うツールに関してはほとんど差はありません。そして、そのツールを使えば、個人レベルでも長期的継続的に利益を上げていけると思っていますので、株式投資ではなく、ぜひトレードにチャレンジしていただきたいですね。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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