
あの“ヤラカシ芸人”が、再びシャレにならない事態に追い込まれてしまうのだろうか。――。
“漫才日本一”を決める毎年恒例のテレビ番組『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)が今年も22日に放送され、審査員を務めた松本人志(ダウンタウン)が「過去最高と言ってもいいのでは。数年前に出てたら誰か優勝してたんじゃないかな、というくらいのレベル」とコメントするほど、高いレベルの戦いが繰り広げられた。
「毎年、ファイナルラウンドに進出する3組を選出するファーストラウンドでは、正直“微妙だな”と感じさせる出来のコンビが3~4組、爆笑を呼ぶコンビが3~4組いるという構図になることが多いのですが、今年は10組全部が大爆笑をかっさらい、まさに松本さんが言うとおり“これ以上はない”というレベルの高さでした。
出場コンビの構成をみても、すでにベテランの域に達しつつある『和牛』『かまいたち』『見取り図』、若手では『からし蓮根』『オズワルド』と、上下の世代の実力者たちが、それぞれの世代のお笑いの特徴を打ち出してガチンコでぶつかっていて、見応えがありましたね。個人的には、優勝した『ミルクボーイ』のほか、『すゑひろがりず』や『ぺこぱ』がブレイクする予感がします」(お笑い芸人)
『M-1』といえば、昨年は放送後に2017年チャンピオンの「とろサーモン」の久保田かずのぶがSNS上で上沼に対して暴言をはく動画が配信され、大騒動に発展していたため、今年の『M-1』では上沼の発言にも注目が集まっていた。
そして上沼は視聴者の“期待”に応えるかのように、番組冒頭で「更年期障害乗り越えました」「いらんこというなよ」とコメント。さらに突然、自身のCDを手に持って宣伝したり、「からし蓮根」に94点の高得点を付けた際には「(からし蓮根の)ファンです」「初々しいね」と激賞する一方、惜しくもファーストラウンドで敗退した「和牛」について、
「私は去年もその前も私は和牛にチャンピオンを入れました。でも、なんかそういう横柄な感じが、和牛に対して感じました」
「なんかこのステージは僕のもの、リサイタル! 緊張感もなんにもない、そういうぞんざいなものを感じました!」
と辛口コメントを発するなどの“暴走ぶり”をみせ、会場の笑いを誘った。