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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

自民・秋元議員に強制捜査、検察の狙いは菅官房長官か…安倍政権&カジノ潰し

文=神澤志万/国会議員秘書
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 ちなみに、ふだん国会に出入りしている政治部の記者さんたちとは、だいたい顔見知りです。彼らは日頃から国会議員や官公庁の幹部、議員秘書たちとコミュニケーションを上手に取っていて、物腰もやわらかいです。きちんと信頼関係を築いた上で、スクープになりそうな情報を仕入れるんですね。

 一方で、こういう騒動が起きたときにやってくるのは社会部の記者たちです。最初から追及姿勢ですし、事務所のドアの前や廊下に座って張り込んだりしていて、品がないように見えます。もっとも、今は廊下に座り込んでの張り込みは禁止されていて、ガードマンに見つかれば退出を指示されるようになりましたけどね。

ノックなしで事務所に押し入る検察職員

 当たり前ですが、国会や議員会館のガードとセキュリティは非常に厳しく、空港以上に厳重なセキュリティチェックが行われます。読者のみなさまの中にも、議員会館に入る際の長蛇の列にうんざりした方がいらっしゃるかもしれません。特に予算要求の時期などは長い列ができるのですが、私たち秘書は専用の入り口からすっと入れるので、本当に申し訳ないと思いながら通っています。

 また、検察の職員たちは、すぐに議員会館の職員に案内されてノックもしないで突然事務所に入ってきます。なぜ議員会館の職員は家宅捜索に協力するのでしょうか。それに、入館手続きを省略するだけならまだしも、ノックなしでドアを開けるというマナー違反も疑問に思います。

 そもそも、家宅捜索というのは嫌がらせというか精神的に追い込むことが目的としか思えません。家宅捜索を受けたことのある事務所の秘書の話では、事務所内のすべてのものを段ボールに詰めて持ち出され、それを精査もせずに何カ月も検察庁内に放置した挙げ句、急に期日を指定されて「取りに来い!」と命令されるそうです。

 普通の乗用車ではとても持ち帰れない量なので、引っ越し業者などに依頼して取りに行くと、今度は「受け取りの手続き」だと言って、また何時間も待たされるのだそうです。これが嫌がらせでなくて、なんなんですかね。しかも、クルマを待たせたことでかなりの延長料金がかかったと聞きました。

検察の本当の狙いは菅官房長官?

 それにしても、秋元議員の事件で中国企業が日本に持ち込んだとされる現金は数百万円と、それほど多額とはいえません。それなのに議員会館の事務所まで捜索するなんて、「裏がある」としか思えないです。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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