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今夜放送の人気シリーズ『プロ野球戦力外通告』、“事前ネタバレ”とネット上で物議

文=編集部
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プロ野球戦力外 通告クビを宣告された男たち|TBSテレビ」より

 12月30日にTBS系列で放送される『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男たち』。シビアなタイトルとは裏腹に視聴者からは高い支持を獲得しており、年末恒例特番のひとつになっている。

 同番組では、プロ野球界で“非情な宣告”を突然言い渡された男たちとその家族に密着。人生の岐路に立たされた彼らが、家族のために生き残りを懸けてトライアウトに挑む姿が映し出される。2004年から放送がスタートし、少年隊・東山紀之のナレーションでもおなじみに。開始当初の深夜枠からプライムタイムに進出した、人気ドキュメンタリー番組だ。

 リアルかつドラマ性に富んだ内容が視聴者を惹きつけている同番組は、18年12月の放送回で福岡ソフトバンクホークスを戦力外になった城所龍磨選手をピックアップ。城所氏はチームが2年連続日本一に輝き、胴上げやビールかけにも参加したものの、その翌日に戦力外通告を受けたという経緯がある。

 16年にはセ・パ交流戦でMVP(最優秀選手)を獲得した実力者だが、家族の思いを背負いながら12球団合同トライアウトに挑んだ結果、オファーはなし。「これから先の自分とか家族の未来を考えていきたい」と語った城所氏は、18年11月30日に現役引退に至った。

 城所氏がユニホームを脱ぐ道を選んだ一方、同放送回で新たなオファーを受ける瞬間がカメラに収められた選手も。東京ヤクルトスワローズから戦力外通告を受けた古野正人投手は、城所氏と同様にトライアウトでオファーがなく引退を決断。古野氏の妻も「本人が決めたことを100%応援しますし、自分を信じて貫いてっていう生き方が私にとっては誇り」と夫の決断を支持する。

 そんな古野氏に阪神タイガースから電話が入ったのは、引退決断の翌日に番組インタビューを受けていたときのこと。“バッティングピッチャー”としてオファーを受けた古野氏は妻に報告し、「決まりました。なので来年もよろしく」と握手を交わしていた。

 また、同番組への出演が転機になったケースもある。15年に登場した中後悠平投手は、11年のドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団するも4年で戦力外通告を受ける。トライアウトを受けるがNPB(日本プロ野球機構)の球団からのオファーはなく、独立リーグに行くことを決意。しかし、番組を見たスカウト関係者が中後氏の存在に注目し、メジャーリーグからテスト受験のオファーが舞い込んだのだ。

 結局、中後氏はアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結ぶことに。その後、メジャー昇格こそならなかったものの、18年のシーズン途中には横浜DeNAベイスターズに入団し、NPB復帰を果たしている(19年10月に戦力外通告を受け、現役を引退)。

 活躍中の選手ではなく、あえて戦力外の選手にスポットライトを当て続ける同番組。ネット上には「生活がかかっているだけに、オファーをもらえなかったときの一言一言が切実で重い」「選手だけでなくしっかりと家族にもフォーカスするから、よりリアルにクビ宣告のつらさが伝わってきますね」「プロ野球選手のセカンドキャリアがいかに厳しいかがわかる」「人の不幸を追いかけ回しているみたいで悪趣味な感じがするけど、それだけ見たい人が多いということだと思う」といったコメントが寄せられている。

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