ドライブレコーダー購入の決め手はGPS機能…BMWは周囲360度の記録が可能な高機能の画像2

スマホのドライブレコーダーは使えるか

 また、ドライブレコーダーは記録用のメディアとしてSDカードが使用されていることが多いが、このSDカードなどのメディアにも注意が必要だ。こちらも容量と書き込み速度などにより価格差がある。ドライブレコーダーはこのメディアに頻繁に書き込み(上書き)を行うため、安いモノだとエラーが起きやすくなる。やはり、容量は大きめで、書き込み速度の速いメディアを選びたい。最近では「ドラレコ用」を謳ったメディアまでも販売されているので、そういったものを選ぶとよいだろう。

 ドライブレコーダーのカメラは前方に対してだけと思いがちだが、最近のあおり運転などを考えると、前後2つのカメラを装着したほうが、より守備力は高まる。これまでは、前方カメラのほうが性能も高く、後方カメラは性能的にイマイチ……ということが多かったが、最近のあおり運転の多さによってか、後方カメラも性能が向上し、後続車のナンバーまでもしっかりと撮影できるようになっている。もちろん、1カメラのみのドライブレコーダーより価格は高くなってしまうが、2カメラあればあおり運転から身を守りやすくなる。さらに上述の360度録画タイプや車内撮影用のカメラが付いているタイプなどであれば、車庫に駐車している際の車上荒らしなどからも守ることができるようになるのだ。

 多くのドライブレコーダーには強力な吸盤が付属しており、ダッシュボード上などに簡単に取り付けられるようになっている。しかし、実は日本の法律では、車内の好きな場所にどこでも設置していいわけではない。撮影できる範囲の設定や細かい調整なども必要となるので、ドライブレコーダーの取り付けは、専門店などのプロに任せるほうがいいだろう。

 また、スマートフォンのカメラを利用してドライブレコーダーの代わりとして使用できるアプリもあるが、データをきちんと保存できるのかという問題、それから運転中のスマートフォン操作に対する罰則が強化されたといった問題もあるので、できれば専用のドライブレコーダーを装着するほうがベターだろう。

 あおり運転を行う悪質ドライバーがいなければ、ドライブレコーダー市場のこうした急成長はなかったはず。しかし結局のところ、ドライバー一人ひとりの思いやりの気持ちの欠如や意識の低下が、このような交通状況を引き起こしているということは忘れてはならない。

(文=萩原文博/自動車ライター)

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