NEW

トヨタ、“全方位で他社提携”戦略へ転換…EVでも世界一へ、なりふり構わず“勝ち”に固執

文=真壁昭夫/法政大学大学院教授
【この記事のキーワード】, ,

 競争に勝ち残るためにトヨタEV、FCVやコネクテッドカーなどの新商品をライバルに先駆けて中国をはじめとする市場に投入し、業績を拡大しなければならない。国内外の企業との提携、あるいは出資戦略を強化していくことは避けて通れない。

 その上で同社に期待したいことは、複数の企業・組織の利害をうまく調整し、モノづくりの力を引き上げることだ。それは、トヨタと提携先企業だけでなく、日本経済の活力にも大きな影響を与える。すでにトヨタは仕入れ先に設備などの保全の専門家を派遣し、さらなる原価低減に協力する姿勢を示した。トヨタの姿勢は大きく変わろうとしているように映る。トヨタはこれまでに培ったモノづくりの力を先端のテクノロジーと融合することで、新しいモノの創出を目指す人材の確保・育成なども重視している。

 新しいモノの創造を目指すトヨタの考えが複数組織間で共感を集めることができれば、同社はアライアンス企業からさらなるコミットメントを引き出すことができるだろう。それは、トヨタがHVに次ぐヒットを生み出し、さらなる成長を実現するために欠かせない要素のひとつと考える。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

情報提供はこちら
RANKING
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合