NEW
エンタメ

東京五輪・選手村の“段ボール製ベッド”が物議…「強度が心配」「金はどこに消えた」

文=編集部
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
東京五輪・選手村の段ボール製ベッドが物議…「強度が心配」「金はどこに消えた」の画像1
選手村の段ボール製ベッド(写真:AP/アフロ)

 今夏の開催が迫る東京オリンピック・パラリンピック。1月9日に大会組織委員会が選手村の内装を公開したものの、賛否両論を招く結果となっている。

 東京都中央区晴海で整備が進む選手村には、21棟・3850戸を用意。室内のベッドは環境に配慮した段ボール製で、ベッドのほかクローゼット、イス、テーブルなどの備品も合わせて公開されている。

 再利用を考えてつくられた宿泊棟のベッドだが、インターネット上の反応は芳しくない。

「五輪にとんでもない金額を注ぎ込んでこの内装。あり余るお金はどこに消えたの?」

「体格のいい外国人選手が使うことを考慮した強度、構造なのか心配」

「環境に配慮と言えば聞こえはいいけど、段ボール製では各国の代表選手に失礼な気がする」

 質素なつくりのベッドを疑問視する声が殺到している。

 一方では擁護派の声もある。たとえば、元プロ陸上選手・為末大氏は「だいたい選手村の家具はこんなものです。選手村は五輪後売却するので家具は簡素なものが多かったです」とツイート。また“環境に配慮”という点を支持する人も多い。

「大会終了後に処分されることを考えれば、この形で問題ないのでは?」

「金属や木製になると処分に手間がかかるから良いアイデアだと思う」

 つまり、大会終了後に処分されることを考えれば、多額の費用を注ぎ込む必要はなく、再利用できる段ボール製は理にかなっているという意見だ。

 だが、五輪施設に関しては、今回の段ボール製ベッドに限らず“競技施設”においても批判的な声が目立つ。メイン会場の「新国立競技場」では1月1日、施設完成後初のスポーツイベントとなる「天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会」決勝を開催。観客からは客席や通路・階段が狭いとの指摘が続出し、緊急事態が発生した際にスムーズな避難が可能なのか危惧する声も相次いだ。

 夏季開催ということで、暑さ対策もポイントになっている今大会。たとえば、カヌー・ボート競技が開催される「海の森水上競技場」では、観客席全体を覆う予定だった屋根がコスト削減のため半分しか設置されていない。昨年9月には会場で人工雪を降らせる実験が行われたものの、実験前後で気温に変化は見られなかった。

 また昨年12月には、水球会場「東京辰巳国際水泳場」からアスベストが見つかっていたとの報道があった。東京都は、鉄骨の被覆材に吹きつけられていたアスベストが観客に触れるおそれはないと説明。ただし国内外から多くの観客が訪れることから、万全を期す必要があるとして大会までに応急的な対策を取ることにしたという。

 開催前から何かと批判されることが多い東京オリンピック。ホスト国として、他国に恥じない大会を目指してほしい。

(文=編集部)

関連記事