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吉野家・すき家・松屋、大不評なメニュー6選!創業ビーフカレー、サラシア牛丼

文=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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吉野家の店舗

 牛丼業界で激しい競争を繰り広げている“牛丼御三家”こと、吉野家、すき家、松屋が着実に業績を上げているようだ。11月の前年同月比既存店売上では、吉野家が7.3%、すき家が3.1%、松屋フーズが4.2%の増加を記録。9月・10月も3社が揃ってプラスの成績を残しており、その好調ぶりが浮き彫りとなっている。

 さて、切磋琢磨を続けているこの3社は、定番の牛丼以外にもオリジナリティあふれるメニューや、その季節に合った限定商品を送り出している。その分、どこで何を食べようか悩んでしまう場面もあるのではないだろうか。もし不人気なメニューがあるのなら、できるだけ避けたいものだ。

 そこで今回は、「この冬、買ってはいけない3大牛丼チェーンの商品」をテーマに「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が6つのメニューを独断で選出した。さっそく紹介していこう(商品価格はすべて並盛の場合)。

吉野家/サラシア牛丼/445円(税別)

 健康志向の高まりを受け、吉野家が17年より発売している「サラシア牛丼」。公式サイトによれば、「血糖値の上昇をおだやかにするサラシノールを配合」しているとのことで、通常の牛丼並盛より93円高いメニューとなっている。

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 気になるのはその味で、ネット上には食べた人々の感想が多数書き込まれているのだが、そのほとんどが「普通の牛丼」というもの。ただの牛丼として味わう分には何ひとつ問題がないともいえるが、サラシノールの効果がいまいちわかりにくいとなると、そこに93円分の価値を見いだせるかは微妙だろう。もっとも、自分では知覚できないところで、しっかりと体が健康になっているのかもしれないが……。

吉野家/麻辣牛鍋膳/748円(税別)

「この冬、買うべき3大牛丼チェーンの商品」としてご紹介した「牛すき鍋膳」と同じく、19年10月15日から冬の季節限定商品として販売されている「麻辣牛鍋膳」は“中華の鉄人”として有名な陳建一氏が監修したメニューだ。

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 陳氏によって配合された特製の麻辣タレには、豆板醤・麻辣醤・甜麺醤という3つの醬に加え、7つの香辛料(花椒・唐辛子・五香紛・クローブ・スターアニス・ブラックペッパー・クミン)が使われているとのこと。さらに、仕上げとして花椒油までかけられているため、かなり本格的な仕上がりとなっている。

 中華料理が大好物という人には垂涎のメニューなのだろうが、辛いものや香辛料の風味が苦手な人の口には合わないのではないだろうか。また、具材のひとつであるきしめんがすぐにやわらかくなってしまうため、テイクアウトにも向いていない。

すき家/ロカボ牛麺/490円(税込)

 このところ耳にする機会が増えている“ロカボ”は、一般社団法人食・楽・健康協会が提唱している言葉で、極端ではない“緩やかな糖質制限”を意味しているという。低糖質な食事は食後の血糖上昇を抑制し、生活習慣病のリスクを減らす効果があることが明らかになってきているそうだ。

 すき家では、このロカボに注目した「ロカボ牛麺」というメニューが販売されている。牛肉や油揚げ、揚げ玉などがトッピングされた、冷・温が選べる麺メニューで、温かいほうはこの冬にぴったりといえるだろう。

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 しかし、低糖質を実現するために使用されているこんにゃく麺は、なかなか好みが分かれる仕上がり。独特の弾力がある水分を含んだこんにゃく麺は、不得意に感じる人も少なくないはずなので、どうしても糖質制限したいときやダイエットしたいとき以外は避けておくのが無難だろう。

すき家/鉄火丼/690円(税込)

「この春、買ってはいけない3大牛丼チェーンの商品」として19年5月に紹介した「まぐろたたき丼」では、商品の見た目について指摘した。今回取り上げる「鉄火丼」も、その盛りつけがひどいと、悪い意味で話題になったことがある。また、まぐろの色が悪いときもあり、提供された商品がおいしそうに見えないことも少なくないようだ。

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「まぐろたたき丼」と同様、「味“は”よかった」という声も少なくないし、もちろん店舗によってはきれいに盛りつけられていることもあるだろうが……もし乱雑に乗せられたまぐろを見れば、拒否感を覚えてしまう人もいるはずだ。

松屋/創業ビーフカレー/490円(税込)

 松屋といえば19年11月27日、長らく販売を続けていた「オリジナルカレー」の取り扱い終了を宣言し、大きな波紋を呼んだ。ファンの多いメニューだったこともあり、その決定を嘆く声も目立ったが、その翌日には、それまで期間限定で販売されていた「創業ビーフカレー」の定番化を発表。実質的な商品切り替えをごまかすような宣伝手法は少なからず批判を浴びたものである。

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 とはいえ、創業ビーフカレー自体は期間限定商品だった頃から好評で、味のクオリティは文句なし。しかし、「オリジナルカレー」よりも値段が100円高くなってしまったのは、松屋を日常的に利用している人からすれば、財布に大打撃だろう。松屋の広報担当者は単なる値上げではないことをアピールしているが、不満に思う人がいても仕方ないのではないか。

松屋/プレミアムおろしポン酢牛めし/480円(税込)

 牛丼の上におろしポン酢をトッピングした「プレミアムおろしポン酢牛めし」は松屋の定番商品ではあるものの、ちらほらと不評な口コミも散見されるメニュー。

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 松屋の牛めしは特別味が濃いわけではないため、そこにおろしを足すとあっさりし過ぎてしまうのか、淡白な印象を受けることもあるようだ。こってりしたものが重たく感じられる夏ならまだしも、それ以外の季節ではやや物足りないメニューといえるだろう。

 松屋のトッピング牛めしなら、19年8月掲載の「この夏、買うべき3大牛丼チェーンの商品」で紹介した「ネギたっぷりプレミアム旨辛ネギたま牛めし」(490円)がおすすめ。同じくさっぱり系のメニューではあるが、コクのあるピリ辛タレがかけられているので、最後まで飽きることなく食べ切れるはずだ。

――吉野家、すき家、松屋の“牛丼御三家”には、冬にうってつけのメニューがたくさんラインナップされている。数少ないハズレメニューを選択してしまわないよう、ぜひこの記事を役立ててほしい。

(文=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

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