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森保ジャパンなら東京五輪は絶望的…解任できない理由は田嶋サッカー協会会長の自己保身

文=中村俊明/スポーツジャーナリスト
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森保一代表監督(「Getty Images」より)

 サッカー日本代表、“森保ジャパン”が苦境に立たされている。23歳以下の東京五輪世代が臨んだアジア選手権では、サウジアラビア、シリアに連敗し早々に1次リーグ敗退。第3戦のカタールとは引き分けたが、未勝利のまま大会を終え、半年後に控えた東京五輪本戦に暗雲立ち込めている。結果もさることながら、観客や視聴者にとって退屈極まりない試合内容を批判する声も根強い。

「森保一監督に対する風当たりは日に日に強まっています。特に問題視されているのが、久保建英や堂安律ら豪華メンバーが揃い、地元開催の五輪でメダル獲得が至上命題の23歳以下世代についてです。(昨年11月の親善試合である)コロンビア戦の敗戦を含め、今回のアジア選手権でも試合内容が良くありません。仮に欧州組を招集できたとしても、森保監督の指揮であれば内容も結果も改善しない可能性もあります。

 A代表でも、昨年12月の東アジアE-1選手権で韓国に、昨年1月にはアジアカップ決勝でカタールに、完全に力負けしました。森保監督解任説が出るのも仕方ない流れといえます。もっとも、後ろ盾である田嶋幸三会長が解任という選択をとるは思えませんが」(協会関係者)

 今回のアジア選手権では、久保や堂安、冨安健洋ら主力の欧州組が欠場したとはいえ、チームとしての戦術の曖昧さや、攻撃面でのアイデアの乏しさばかりが目立った。

「森保監督には代表監督としての華が感じられません。会見や囲み取材でも本質的なことを話すのは避けますし、言葉の表現力に乏しく説明ベタなので、マスコミからは概ね不評です。特に気になるのが、そういった彼の内向的な性格面が選手たちにも影響しているのではないか、ということです。練習や試合前の雰囲気も、五輪を今年に控えたチームのものとは思えず、どこか緩いんです。そういう選手を引き締め、鼓舞するということが森保監督はできていません。ただ本来、森保監督はカウンターを主体としたサッカーを得意としますが、いわゆる『日本人らしいサッカー』を掲げる協会側との間で板挟みになっているという、同情すべき事情もあります」(代表番記者)

 地元開催の東京五輪でのメダル獲得というのは、田嶋会長をはじめとする協会幹部が標榜してきた、いわば至上命題でもある。だが現実的に、アジアの中堅国相手にすら得点チャンスをつくれないようでは、メダルはおろか強豪国ひしめくグループリーグの突破すら怪しいというのが妥当な見方だろう。

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