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なぜ成功する人はスーツを着るのか?オーダースーツ購入で失敗するNG行為とは

構成=石徹白未亜/ライター
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スーツを着ることは「最上級のおもてなし」

――最近、若年層の文化人やビジネス系の著名人を見ると「ノンネクタイ」を超え、Tシャツ姿など「ノンジャケット」な方も増えてきました。「自分はスーツ的な働き方をしないんだ」という意思表示のようにも見えますが、そのようななかで、あらためて「スーツの魅力」とはなんでしょうか?

佐田 スティーブ・ジョブズもどきのような服装のビジネスマンもいますが、ジョブズは「伝統の反逆者」の演出として、あの黒いタートルネックにジーンズという服装をしていたんです。さらに、選び抜いたタートルネックとジーンズをはいていました。

――ジョブズが抱いていた理念を無視し、またジョブズほどの功績もないのに、「楽だし安いし」とジーンズで得意先を訪問するジョブズもどきは、確かにダメですね。

佐田 ビジネススーツはヨーロッパの文化のなかでつくられてきたもので、ビジネスシーンにおいて相手への敬意を表す、最上級のおもてなしの服装です。各国の首脳会談では、みなさんスーツですよね。人民服がある中国の習近平国家主席も、首脳会談ではスーツを着ています。ヨーロッパスタンダードがグローバルスタンダードになっているんです。

 スーツは最上級のおもてなしアイテムですから、「会っていただきありがとうございます」「あなたに敬意を示しています」という思いを伝えないといけない場においては、もっともふさわしい服装です。ただ私は、日本人はもともと相手に礼を尽くすという気持ちは強いと思っているんです。

――なぜそれが、今のスーツ離れのように揺らいできたのでしょうか?

佐田 これは最近の流れではなく、私の祖父は「バブル時代に変わってしまった」と嘆いていました。スーツ離れや服装の乱れの根本にあるのが「おしゃれ」と「おもてなし、礼儀」が乖離してしまったことにあると思います。

「おもてなし、礼儀」としてのおしゃれでなく、「モテたい、目立ちたい、お金を持っているように見られたい」から着飾ることが「おしゃれ」になってしまった。これはファッション誌の罪だと思っています。

――今だと、さらに「楽したい」も入ってきますね。「モテたい、目立ちたい、お金を持っているように見られたい、楽したい」は結局、すべて自分本位で相手が不在ですね。

佐田 そういった感覚が世の中に蔓延してしまったので、おもてなしの心からおしゃれをしている人がいても、「モテたい、目立ちたい、お金を持っているように見られたい」からおしゃれしてるんだろ、とやっかまれたりする。「きちんとした格好をすることは逆にかっこ悪い」と思っている日本人が多くなってきているのではないでしょうか。

『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』 「使えそうにないな」という烙印をおされるのも、「なんだかできそうな奴だ」と好印象を与えられるのも、すべてはスーツ次第! amazon_associate_logo.jpg