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「また、台風などによる気圧の変化も地震の発生を後押しすると考えられます。とはいえ、予測は人間でいう健康診断のようなもの。異常が起きそうな兆候をつかんでおくことは非常に重要です。ゆくゆくは予知レベルの高精度な地震の発生予想を可能にし、ひとりでも多くの命を救えたらと思います」(同)
進化を続ける「地震予測」は、今後「予知」のレベルまで発展するのか。地震大国に住む我々には見過ごせない問題である。
(文=鶉野珠子/清談社)
『地震予測は進化する!「ミニプレート」理論と地殻変動』 東日本大震災以降も日本各地に大きな地震が頻発している。しかも、熊本、大阪北部、北海道東部など、発生地はランダムだ。しかし、政府や地震学者は「南海トラフ」「首都直下」など特定の地震だけを対象にして「●年以内の発生確率は●%」という占いレベルの警告を発するだけである。いま求められているのは、「根拠と実効性のある地震予測技術」の確立だ。有料会員約五万人に向けて「MEGA地震予測」を毎週発信する著者が、近年の画期的な研究成果を世に問う。
