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片田珠美「精神科女医のたわごと」

検査拒否のチャーター機帰国者2人に批判、安易な隔離強制は危険…ハンセン病問題の教訓

文=片田珠美/精神科医
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 ただ、武漢市からの観光客が乗ったバスの運転手とバスガイドが感染していたことから考えて、新型コロナウイルスは日本国内にすでに拡散しているのではないか。だから、感染しても症状が出ない「不顕性感染」の方も相当いるはずで、重症化するのはむしろ少数だろう。したがって、冷静に対処すべきで、「隔離」「隔離」と声高に叫ぶのは、いかがなものかと思う。

 それでも、今回ウイルス検査を拒否した2人の方には、やはり検査を受けていただきたい。もちろん、陰性であると確認できれば、誰よりも本人が安心できるだろう。また、たとえ陽性とわかっても、入院して適切な治療を受けられる。検査を受けずに、放置すれば、万一感染していた場合、重症化しかねない。結局は本人のためなのだから、きちんと検査を受けるべきである。

(文=片田珠美/精神科医)

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11:30更新
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