ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
沢尻被告への求刑は懲役1年6カ月で、初犯ということもあって、執行猶予がつく可能性が高い。だから、執行猶予が明け、その後も違法薬物をやめ続けられたら、女優復帰を目指すべきだし、周囲もサポートすべきだと思う。
そのためには、何よりも「否認」をやめることが必要だ。「自分の中では薬物をコントロールでき、いつでもやめられると思っていた」のは間違いだと認識し、「自分はコントロールできなかったから、薬物をやめられなくなったのだ」と肝に銘じなければならない。そのうえで、交友関係を見直し、更生プログラムを受けながら、「薬物をやめよう」という気持ちを持ち続けるべきである。
(文=片田珠美/精神科医)