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松崎久純「ビジネスパーソンの自己啓発」

「成功のためにすべきこと」を避けて「当面やるべき仕事」に逃げる人は、成功できない

文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表
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 他の例ですが、筆者が非常勤講師をしている大学院でも、昨今の売り手市場においても就職せず、「どんな仕事がしたいのかわからない」と言って卒業後に(私から見ると安直に)留学したりする学生もいます。彼らを見ていると、キャリアを形成することと向かい合うのに、「希望が叶わなかったら……」「就職できても、やりたい仕事でなかったら……」と怖れを抱いているように見えることがあります。これは社会人が「向かい合うべきことに向かい合う」のを怖がるのと同じことに見えます。

どうすれば克服できるのか

 ここでは「成功のためにすべきこと」に向かい合うのは、つらくて怖いことだと認め、その上で出世のプランなり、事業の成功に本当に必要なことと向かい合う決心をするよう勧めたいと思います。

 そのために、すぐにでも取り掛かれる一つの方法を紹介したいと思います。たとえば顧客を増やすことが「すべきこと」だと思う場合には、顧客を増やすための方法を思い付くだけ書き出します。対象となりそうな見込み客やその候補についても(わかる範囲でいいですから)書き出し、実現の可能性をさぐっていきます。

 筆者のような経営コンサルタントが顧客を見つけたい場合は、顧客となってくれそうな企業のリストはもちろん、各地の商工会議所や大学、役所、そして大手のコンサルティング会社から仕事をもらえる機会がないかといったことまで、思いつくままに書き出していきます。そうすることで、まだコンタクトさえしたことがない組織があることに気づきますから、そうした見込み客の候補を多く書き出し、どのようにアプローチするかを考え、行動するための「計画」の中に落とし込んでいきます。

計画を持つことが違いを生み出す

 実は、私たちが「成功のためにすべきこと」に向かい合うためには、この「計画」を持つことが大事なのです。計画があれば、その計画と向かい合うことでき、漠然と感じる「つらさ」や「怖さ」を和らげることができます。

 言うまでもなく、計画があれば、それに取り組むことができます。計画は随時見直す必要も生じるものですが、一応であっても計画があり、それに取り組んでいることで、私たちは安心することができるのです。

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11:30更新
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