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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

新型肺炎、食生活と関連か…罹らないための食事術

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
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「Getty Images」より

「対岸の火事」という言葉がありますが、今起こっているオーストラリアの森林火災や、中国から広まった新型コロナウィルスのことを、そのような思いでとらえていると、それこそとんでもないことになります。これは、黙って見過ごせる状況ではありません。

 このような大惨事が起きると、必ずといっていいほどデマが飛び交うので、情報の取得は慎重であるべきと考えますが、推測とはいえオーストラリアの森林火災によって、12億5000万におよぶ動物が犠牲になったという情報は、どうやら当たらずとも遠からず、といえそうです。加えて、今回の一件で焼失したオーストラリアの森林面積は、日本の国土の約半分と推定され、その森林は二度と元通りには戻らないということは悲しい事実です。この火事が自然界に与えるダメージは計り知れません。これは明らかに気候変動が、我々が棲む自然界にとって大きな脅威になることを示唆しています。

 オーストラリアは、国土の63%が農地です。この広大な農地を使って生産されたさまざまな農産品を海外に輸出しています。現在では、オーストラリアにとって最大の食料輸出相手国は中国ですが、以前は日本がトップでした。日本向けの主な輸出品目は、小麦、大麦、牛肉、乳製品、魚介類、ワイン、果物などです。今回の森林火災で、これらの農産物にも、少なからず影響が出ることでしょう。当然、日本国内での食料価格にも影響を及ぼします。そしてオーストラリアからの輸入量が減った場合、その分は別の国から輸入するしかありません。その相手国は、いうまでもなくアメリカおよび中国でしょう。

 日本の食のありようが、このままでいいと考える人は総体的に見れば少数でしょうが、残念ながら実権を持つ人たちは、このままでいい、あるいは今以上に日本が食料を海外から輸入することを望んでいます。その背後には、原材料はなんでもいいから、見栄えが良くて安い食べ物をつくって売れ、という消費者の無言の意見があります。要するに、多くの人は、考え方としては日本が食料を海外に依存していることに危惧を抱いてはいるが、消費行動としては食料の海外依存に加担している、という矛盾した状況にあります。

新型コロナウィルス対策は免疫力の強化

 中国・湖北省武漢市での、肺炎患者続出に端を発した新型コロナウィルスの蔓延が物議を醸していますが、中国全土からさらに拡がって、世界中に感染者が散らばっている可能性も出てきたことで、緊張の度合いが増しています。今現在、発表されているさまざまな数字は、時々刻々塗り替えられていくと思われます。今後ますます、その感染者数は増える可能性もありますし、いつ終息するか、専門家も見当がつかないというのが事実のようです。

 このことを予見できていたわけではありませんが、昨年暮れに筆者が行った「免疫セミナー」は実にタイムリーでした。同セミナーを受講された方は、暮れの忙しい時間を割いても受けておいてよかった、と思っていらっしゃることでしょう。本来であれば、2020年に入ってから行おうと企画していたのですが、緊急性が高いと判断して、昨年暮れに開催しました。

 新型コロナウィルスの件が、一日も早く完全終息することを祈るばかりですが、今後も今回と同様の危機は必ずやってきます。そのときにあたふたしないように日常的に、きちんとやるべきことをやって、免疫力を高めておくことが求められます。免疫のメカニズムは非常に複雑ですが、免疫力を強化する方法は、それほど難しくはありません。日々の実践によって、十分に免疫力は上がります。今こそご自分と大切な家族、また親しい友人方の免疫力を上げられるような対策を打つべきでしょう。そのことに、ひとりでも多くの方に気づいていただきたいと切に願う次第です。

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