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アサヒ、キリンに首位奪還される目前で販売数量公表を廃止…「本麒麟」人気の勢い止まらず

文=編集部
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 アサヒは税額が下がるビールの主力商品「スーパードライ」の復活を目指す。1987年に発売したスーパードライは、“夕日ビール”と揶揄されていたアサヒを復活させた。2001年、ビール類(当時はビールと発泡酒)のシェアでアサヒが37.4%、キリンは37.3%。長らく業界に君臨していたキリンを、アサヒが追い抜いた。奇跡の大逆転であった。アサヒを業界トップに押し上げた主役はスーパードライ。ビール単体のシェアはアサヒが48.3%。アサヒの圧勝だった。

 しかし、近年、ビールは第3のビールにシェアを奪われた。19年のスーパードライの販売量は8644万ケースと前年比5%減少。7年連続のマイナスを記録した。アサヒがスーパードライにこだわるのは、ビール類販売量の6割をスーパードライが占めているからだ。酒税改正を追い風に原点に立ち返り、スーパードライで勝負を賭ける。しかし、増税により第3のビールの愛飲者はより安い、缶入りチューハイやハイボールに流れるとの予測がある。アサヒは2020年のビール類の販売目標を金額で開示した。販売金額は6660億円で19年比横ばいである。

(文=編集部)