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たかぎこういち「“イケてる大先輩”が一刀両断」

レナウンの親会社、中国“ファッション帝国”企業にデフォルト懸念…伊藤忠も共同出資

文=たかぎこういち/タカギ&アソシエイツ代表、東京モード学園講師
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 国際的な会計事務所PwC(プライスウオーターハウスクーパーズ)も、17年の実際の売上高は財務諸表上の数字より10億ユーロ(約1,250億円)も少ないと報じている(中国紙「新京報」より)。

 ギリシャ資本市場委員と検察当局は捜査に乗り出し、18年にフォリフォリグループを詐欺とマネーロンダリングで告訴、資産を凍結させた。フォリフォリは巨額の債務を抱えて極めて険しい状況に置かれている。ずさんな経営以前の大きな問題が、中国企業に存在する実例である。  

4.まとめ

 企業コンプライアンスの強化は世界的な流れにもかかわらず、日本では超一流企業とされてきた東芝、日産自動車などでも大きな問題が生じた。ましてや急成長を実現させたオーナーが指揮する企業では、なかなかコンプライアンスは遵守されにくい。中国は一党独裁の国家体制の企業に透明性を期待しにくいのも現実である。しかし、日本と中国の経済的関係は、今や両国にとってなくてはならないものとなっている。

 企業がカントリーリスクと成果を常に意識しながらビジネスを展開する必要があるのは、「海外取引の常」であることを再認識する必要があるといえよう。 

(文=たかぎこういち/タカギ&アソシエイツ代表、東京モード学園講師)

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