ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
大掃除しなくても「年中そこそこ綺麗を保つ」仕組みづくり
私は大掃除をしない仕組みづくりとして、大掃除をしない代わりに、「年間掃除計画表」を年末に必ず作成しています。この表は、年末の大掃除を各月に割り振って、負担なく作業を進めていくためのナビゲーションの役割を果たしてくれます。年間でどの程度の掃除が必要なのか、「見える化」することが大切です。
私の場合、リストの項目は年1度、半年に1度、4カ月に1度、2カ月に1度、1カ月に1~4回の各項目で、何月にどんな作業をするのか、掃除箇所のリスト化をしています。各項目には日付欄を設けており、作業が完了したら日付を埋めていきます。記録していくことで、年間でどこをどの程度掃除したら「年中そこそこ綺麗が保てたか」ということを、
具体的に把握することができるようになります。
年間で大掃除を割り振って作業していく手法は、ホテル業界で多く採用されている方法だと知り、自宅作業にも落とし込んでみたのがきっかけです。年中無休のホテル業界で特に気にしているであろう衛生面を保つ掃除手法は、自宅掃除にも落とし込めるのではないかとひらめきました。
日付を埋めていくことで年間作業が「見える化」し、達成感も感じることができるので掃除の負担軽減に必ずつながります。
今年の年末は「大掃除」をやめてみませんか? 年の始めが、この表の作成にもっとも適した時期です。
今から少しずつ大掃除を始めてみましょう。年末の掃除の負担軽減に必ずつながります。この方法は、飽き性の私でも6年継続できています。ぜひ、お試しくださいませ。
(文=河内智美/家事貯金研究家)
●河内智美(かわうちともみ)/家事貯金研究家
夫婦2人+愛犬との暮らし。
2014年注文住宅が完成。
10年後も愛着が持てる家を目指したいと思い立ち、家時間がすきになるための時短家事の工夫を「家事貯金」と命名し、実践。
ブログにて日々研究発表中。
主婦業の傍ら、パート勤務、コラムニスト、家事グッズ商品開発等幅広く活動中。
・著書『明日の私を助ける家事貯金』(KADOKAWA /2018年4月26日)
・ライブドア公式ブロガー
ブログ「10年後も好きな家」