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現在では地方都市でも増えているタワーマンション(タワマン)。「オレもいつかは住んでみたい!」と密かに思っている人も多いのでは? でも、いったい何階建てからがタワマンになるのだろうか? そもそも、タマワンって普通のマンションと何が違うのだろう? 今回はそんな素朴な疑問にお答えしよう。
20階以上で高さ60m以上あればタワーマンション

大都市では珍しくなくなったタワーマンション(タワマン)。果たして一般的なマンションとの境目はどこなのだろうか? 20階以上? 30階以上? この質問に答えられる人は意外と少ないだろう。実はタワマンの定義はハッキリと定まっていないのだ。
まず、建築基準法第20条第1号では、高さが60mを超える建築物はそれ以下の建物とは異なる建築基準を設定していることから、“60m以上ある建築物が超高層ビル”と呼ばれる。これを根拠にすると、「60m以上の高さがあれば超高層マンション=タワマン」ということになる。また、マンションの1階の高さは通常約3.1~3.3m程度あるが、20階を超えるマンションは高さ60m以上ある計算になるので、「およそ20階以上ならタワマン」と言っても差し支えないだろう。
ちなみに、ひと目でタワマンかどうか判断できる方法があるのをご存じだろうか? 日本の航空法第51条では、地表から60m以上の高さの建造物に航空障害灯の設置が義務付けられている。つまり、夜間、ビルの上で赤いランプが点灯していれば、確実に60m以上あるタワマンだと判断できるのだ。
なお、タワマンには非常事態に対応するヘリポートが設置されている。消防庁の「緊急離着場等設置指導基準」で設置基準によれば、高さ31m超の高層ビルには緊急救助スペースを、100m以上の超高層ビルにはヘリが離発着できるヘリポートの設置が要請されているのだ。