パーソナルトレーニングが若者を中心に人気

 それにしても、具体的に転職企業を紹介してもらえるわけでもないのに33万円という費用は、決して安くない。2カ月間で受けられる面談は8回。1回当たり4万円強の計算だ。大手企業に勤めていたとしても、若者がおいそれと出せる金額ではないのではないか。

「それだけの価値があると判断していただいているのだと思います。事実、私たちのサービスを使って転職し、年収が150~200万円上がったケースは珍しくありません。若者の消費欲が減退しているとよく言われますが、それは偏見だと思っていて、私の体感では今の20代から30代前半の世代は、自己投資のためにお金を使える人が増えている印象です。

 たとえば、英会話に100万円以上払う人もいれば、美容整形に数百万円使う人もいます。そういう“自分磨き”をするために出し惜しみをしない若者、“コト消費”や一次情報を取りに行くためにコストをかけられる“情報感度が高い人”が多くなっていると感じています。むしろ、40代以降の人のほうが固定観念にとらわれて、自己投資にお金をかけない傾向があるのではないでしょうか。だから、『ゲキサポ!転職』も供給を上回るほど、若い方からのニーズがあるんだと思っています」(同)

 ちなみに、最近では「ゲキサポ!転職」のように比較的高めの料金を支払い、金融教育や新しい稼ぎ方などを専門に教える専属トレーナーと、マンツーマンでトレーニングができるさまざまな分野のパーソナルサービスが増加傾向にあるという。

「今後も若者を中心に、こういったトレーニングサービスはどんどん浸透していくと思います。私たちも今は転職をメインとしたコンテンツで展開していますが、資産運用や家の購入、結婚・離婚など、ライフイベントに関するサポートへサービスを拡充していくのが、向こう5年、10年の目標です」(同)

 現代を生きる一定数の若者は、自らのキャリア、ひいては人生のためにはお金を出し渋らないようだ。“自己啓発”との謳い文句で大金を巻き上げるサービスも少なくないが、人生をより良くするための“自己投資”を惜しむ人は、精神的に若くないのかもしれない。
(構成=編集部)

RANKING

関連記事