宮迫博之の“テレビ至上主義”思想

 とはいえ、華々しくYouTuberデビューを飾ることには成功したものの、「テレビ界への復帰までにはまだまだ茨の道が待ち構えている」と語るのは、吉本興業に詳しいある芸能記者だ。

「吉本興業の大崎(洋)会長は、さんまさんという大きな後ろ盾があるため黙認はしていますが、宮迫さんのYouTuberデビューには怒り心頭なはず。宮迫さんが謹慎処分とになった際、テレビ局やスポンサーへの対応をして彼のケツを拭いたのは吉本なわけですが、宮迫さんは吉本とは仲たがい状態のまま芸能活動を再開させた。これは、自身の会社を立ち上げて吉本とエージェント契約を結ぼうとしているロンブー亮さんとは大きく異なります。宮迫さんのテレビ界復帰は吉本を無視してはなし得ないわけで、今回の彼のYouTuberデビューは、テレビ復帰を考えればまったくの逆効果ともいえますね。

 現在、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、たまに蛍原(徹)さんが宮迫さんの不在を嘆いてみせるというお約束があるのですが、それもさほどウケなくなってきています。宮迫さんが謹慎してから同番組では、サブMCが週替わりで入るようになり、これがうまく機能している。もはや、宮迫さん不在を嘆いている人は日に日に少なくなっていると思いますね。

 また、宮迫さんのYouTubeでの発言も気になります。『YouTubeなんかやめろと仲間に言われた』『テレビに戻ってやらなあかん』など、YouTubeを下に見ているような“テレビ至上主義”感が前面に出すぎている。『戻ってやらなあかん』というのも、自分への自負というか自己陶酔感が強すぎる印象すら受けます。この3月には50歳を迎える宮迫さんはどうしても昔気質の芸人なのでYouTubeなどネットメディアへの理解度は低く、『テレビへ復帰するために仕方なくやってる』感が出すぎなんですよね。テレビ業界の人や芸人が彼の発言を見て鼻で笑ってしまうのもわかりますし、このままではネット界からも飽きられてしまうでしょう。どちらにせよ、YouTuberたちに雑にイジられる宮迫さんが痛々しすぎて、正直見てられないですね」

 復帰を急ぎすぎたあまりか、YouTuberとして表面上の華々しいデビューとは裏腹に、早くも窮地に立たされた感もある宮迫博之。ゴールデンタイムのテレビのなかで華麗に場を仕切ってみせる彼の姿を再びお茶の間で見ることは、本当にできるのだろうか? 

(文=藤原三星)

追い込まれた宮迫博之の悲しきテレビ至上主義と、暗雲漂うYouTuberとしての未来の画像2

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

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