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「NOと言えない人」が知っておくべき「好印象を持たれる断り方」のコツ

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 飲み会の誘いや、地域活動の勧誘、飛び込み営業……。本当は断りたいんだけど、どうしても断れなくて流されるままに参加してしまったという経験はないだろうか。

 きっぱりと断るべきなのはわかっているけど、それができない。そんな人の頭にあるのは「断ったら相手との関係が悪くなる」「気まずくなりたくない」といったこと。仕事絡みであれば「今後の仕事にさしつかえる」などだろう。

 しかし、「断ったら相手に嫌われる」や「断ったら気まずい」は本当なのだろうか?嫌われず、気まずくならず、むしろ相手に好印象を与える断り方はないのだろうか?

「NOと言えないのは性格のせい」は思い込み

『なぜか印象がよくなるすごい断り方』(サンマーク出版刊)の著者、津田卓也さんは、自分を「断れない人」だと思っている人には、いくつかの思い込みがある、としている。

 その一つが「断れないのは、そういう性格だから」というもの。生まれつきの性分なら仕方ない、と性格のせいにすれば自分を納得させることはできるが、津田さんによると、これは性格というよりは「行き過ぎた他人ファースト教育」によるもの。

 私たちは「他人に優しくすること」や「他人を尊重すること」は学校で教わるが、「いかに断るか」を教わることはない。「断れない人」が生まれてしまう背景にはこんな事情がある。

 それならば、断れないのは「性格」ではなく、長年の間に染みついてしまった「癖」という方が正確だろう。癖ならば、直すことはできる。

 同様に「断ったら人間関係が悪くなる」も思い込みにすぎない。断り方次第では、返事が「NO」でも相手にいい印象を与えることはできるという。

では、どうやって断ればいいのか?

 では、いったいどのように断ったものか。

 まず、津田さんが指摘しているのは、断ることへの呵責からつい使ってしまう「行けたら行く」はNGワードだという点だ。これを言うのならはっきり「行けない」といった方がまだ相手からの印象はいい。

 そのうえで、相手に好感を持たれる断り方として「感謝→結論→感謝」の順番で話すことを挙げている。

 まずは「誘ってくれてありがとう」と言い、「でも、その日は予定があって行けないんだ。ごめんね」と結論を話す。そして、最後にもう一度「ありがとう」だ。

 誘いの内容にかかわらず、断る時は常にこの順番を意識することが大切。本書には他にも様々な「相手に好印象を与える断り方」が紹介されているが、これがもっとも重要なポイントのようだ。

 ◇

「断ること」は必ずしも相手との関係を悪化させるものではないが、相手との関係性の転機にはなりえるものだ。

 受け入れたり断ったりできる関係は、断ることをためらい続ける関係より深いもの。「NO」も言い方によっては相手とより親密になったり、今以上に信頼されるきっかけになるかもしれない。
(山田洋介/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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