NHK、ネット同時配信に不安の声続出…「テレビなくても受信料支払いの対象になる?」の画像1
NHK 公式サイトより

 3月1日、NHKはテレビ番組をインターネットで同時配信する「NHKプラス」のサービスを試験的に開始した。批判的な声も多いなかでのスタートとなったが、どのように受け入れられているのだろうか。

「NHKプラス」は、総合テレビとEテレで放送されているテレビ番組をパソコンやスマートフォンで視聴できるサービス。見たい箇所に巻き戻しできる「追いかけ再生」や、放送終了から1週間以内の番組をいつでも再生可能な「見逃し番組配信」といった機能も利用できるという。サービス利用による追加料金などは発生しないものの、利用者はIDを登録する必要がある。登録の申し込み後にNHKからメールが届き、住所や受信契約情報などを入力すると視聴できる仕組みだ。

 実際に登録した利用者からは、「朝ドラとかを欠かさず追っている自分にとっては、かなり便利なサービス」「スマホでもNHKの中継を視聴できるようになったのはありがたい」「これで大学の研究室でもNHKの番組が見られる」「いい暇つぶしになりそう」といった声があがっている。近年、NHKは若者向けのビビットな番組も制作しており、比較的若い層からの注目度も高まっている。

 一方で試験サービス開始以前から数多く指摘されていたのは、やはり“受信料”の問題。NHKの受信料をめぐっては、ひと昔前から「見てもいないのに受信料を取られるのはおかしい」「実質的に『テレビがあれば誰でも受信料を払わなければいけない』ってシステムは改善するべきだと思う」などと議論されてきた。

 そのため、今回NHKがネット配信を始めるにあたり、ネット上では「これってサービスの利用自体は無料だけど、テレビが無くても受信料を徴収される仕組みができそうで怖い」「テレビがなくてもスマホやパソコンを持っている人は、誰でも受信料支払いの対象になるってこと?」といった懸念が出ている。杞憂に終わる可能性もあるが、それだけNHKの受信料問題は根深いともいえる。

 そのほか、サービス開始時には、登録の申し込みで殺到したユーザーから「アクセス集中でずっと申し込みができない」「いつになったら登録が終わるの?」といった苦情が出ている。1日に「NHKプラス」の公式サイトでは、「ID登録の申し込みから、案内メールが届くまで、場合によっては1時間以上かかることがあります。このたびはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした」とのお詫びが掲載されている。

 ちなみに「NHKプラス」は、4月1日より本格的に実施される予定。試験段階からやや暗雲が漂っているが、今後の展開にも注目したい。

(文=編集部)

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