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レオパレスがひっそりと息を吹き返し始めている…葬り去られる“施工不良問題”

文=編集部

 ここへきて入居率低下に歯止めがかかってきた。20年1月の入居率は80.19%。逆ざや転落の分水嶺となる80%割れの水準を4カ月ぶりに脱した。改修工事が進み、入居者の募集を再開できる物件が増えたためとしている。転勤・進学が重なり、繁忙期となるはずの3月に計画通りの入居率(85%を予定)を確保できるかどうかが当面の焦点となる。達成できなければ、経営改善を求める株主の圧力が再び強まることになる。

 6割を占める法人顧客の需要が新型コロナウイルスの影響で鈍化することを警戒するアナリストもいる。現在、抜本的な事業戦略の再構築の検討を進めており、4月をめどに取りまとめる予定だ。株主を納得させる再建策を打ち出せるかが大きなカギを握る。

 今回選任された取締役の任期はあくまでも今年6月の定時株主総会までである。定時株主総会で宮尾社長以下、全取締役の“信認投票”が行われる。臨時総会で議決権を行使できる基準日(1月24日)以降も、ファンドはレオパレス株を買い増した。関東財務局に提出した変更報告書によると、2月7日時点で、レノの保有比率は16.77%(前回報告は15.76%)、アルデシアインベストメントは17.12%(同16.10%)に増加した。6月の株主総会を視野に入れた動きであることは間違いない。

 昨年の株主総会で宮尾社長の取締役選任の賛成率は67.47%にとどまった。今年の総会で、どの程度の賛成票を得ることができるのか。再建策に納得できなければ、臨時株主総会では会社側についた株主が、反対票を投じることもあり得る。「現経営陣は執行猶予期間中だ」と突き放すオーナー株主もいる。6月の定時株主総会で最大の山場を迎える。

(文=編集部)

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