『グッとラック!』視聴率一人負け、立川志らくより深刻な理由…小倉智昭は羽鳥慎一に完敗の画像1
TBS放送センター(「Wikipedia」より)

 朝、テレビをつければ、今やどのワイドショーや情報番組も新型コロナウイルス関連のニュースが占めている。そんな中、ちょっとした異変が起きているという。まずは『ZIP!』(日本テレビ系)の“乱”だ。

『ZIP!』の視聴率が乱高下する理由

『ZIP!』といえば、最近は、首位の『めざましテレビ』(フジテレビ系、以下『めざまし』)、2位の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系、以下『グッド』)の後塵を拝し、視聴率戦争で民放3位が定位置だった……ここまでは、テレビ事情に詳しい読者なら周知の事実だろう。では、今の『ZIP!』はどうなのだろうか。

「2月の数字を見ると、18日の『ZIP!』の視聴率は8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、『グッド』の8.4%を0.5ポイント上回っています。また、25日も『ZIP!』が8.6%に対して『グッド』が8.3%と、これまた僅差ではあるが勝利しているのです」(テレビ局関係者)。

 つまり、最近の快進撃で民放2位を狙える位置まで来ている……と思いきや、その栄華はあまりに短かった。最近、視聴率が微減し始めたのだ。

「3月の各番組の数字を見ると、9日は『ZIP!』7.9%、『グッド』9.6%、『めざまし』9.9%。10日は『ZIP!』7.2%、『グッド』8.9%、『めざまし』9.8%。11日は『ZIP!』7.4%、『グッド』8.3%、『めざまし』9.4%といった結果です」(同)

『ZIP!』は、また3位に戻ってしまっているのだ。いったい、何が起きているのだろうか。

「まず、おそらく新型コロナウイルス関連の情報の密度と信頼性の差があるのではないでしょうか。重大事が起きたときに、視聴者に『ZIP!』を見るという心理が働かないのです。また、『ZIP!』の視聴率乱高下の原因は、番組全体の中長期的な見通しがないまま、場当たり的な改革を各所にしていることにあります。

 たとえば、2月から、星の目をしたパンダ『星星(セイセイ)』が英語を教える『星星のベラベラENGLISH』という新企画がスタートしました。これは、前身番組である『ズームイン!!朝!』の人気コーナー『ウイッキーさんのワンポイント英会話』の形を変えたものと言われ、期待値も高めでした。

 しかし、ウイッキーさんが生放送中に道行く人にいきなり話しかけて英会話を教えるといったゲリラ的な展開が人気だったのに対し、この『ベラベラENGLISH』はドラマ仕立て。また、星星の相手役であるレイアという少女も、そこまでのスター性もなく、いわば尻すぼみです」(同)

 また、番組の骨子がぼんやりしていることも不安定の理由だという。

「番組を貫くテーマがないまま各スタッフが各コーナーをつくっているため、2時間見終わった後に疲れるのです。『めざまし』は三宅正治アナと永島優美アナという父娘のような年齢差の2人が、ほかのめざましファミリーとともにお届けするというコンセプトがあります。しかし、今の『ZIP!』にはそれがない。また、エンタメコーナーは月曜日と火曜日を中心に何かとSNSでバズりますが、結局それだけ。一時的に盛り上がるだけで、視聴者も愛着を持っていない様子が感じ取れます」(同)

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