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片田珠美「精神科女医のたわごと」

小倉優子、離婚危機を招いた“恐ろしい完璧主義”…100点満点を強要された夫が逃げ出し

文=片田珠美/精神科医
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小倉優子

 タレントの小倉優子さんの夫が昨年末に自宅を飛び出したのは、小倉さんが夫を罵って発した「人間が小さい」という一言が原因だと「週刊文春」(3月26日号/文藝春秋)で報じられた。

 この夫は歯科医で、院長を務めるクリニックでは「仏の診療」と言われるほど穏やかな人らしい。こういう人が涙目で家を出て行ったうえ、自分の子供を妊娠中の妻に、弁護士を通じて離婚に向けた話し合いを要求しているのだから、よほどプライドを傷つけられ、腹に据えかねたのだろう。

 重いつわりの影響で体調が悪かったとはいえ、夫のプライドを傷つける言葉を小倉さんが吐いたのは、完璧主義のせいかもしれない。小倉さんの完璧主義については、放送作家の山田美保子さんが15日放送のTBS系『サンデー・ジャポン』で「とにかく、こりん星時代から本当に完璧主義者だし、一生懸命やられ、努力家」とコメントしている。また、「負けず嫌いで努力家」で、「最初の結婚前には和・洋・中・お菓子・パンと5か所の料理教室を掛け持ちして通っていました」という芸能プロ関係者の証言もある(「週刊女性Prime」3月16日配信)。

 このような完璧主義は長所のように見えるかもしれないが、実はさまざまな弊害をもたらす。まず、自分が頑張り屋なので、相手への要求水準も高くなる。しかも、100点満点でなければ気がすまず、60点とか80点とかでは満足できないので、どうしても不平不満を抱きやすい。

 こうした傾向が結婚生活に影を落とすことも少なくない。自分が理想とする完璧な結婚生活を求めるあまり、夫が100点満点ではないことに気づくと、夫への小言が多くなったり、夫を厳しく叱責したりするからだ。

 それに耐えきれなくなった夫が浮気したり、逃げ出したりすることもある。小倉さんが、最初の結婚では妊娠中の夫の不倫によって離婚に追い込まれ、再婚しても妊娠中に夫が家を出て行って離婚危機に直面しているのは、完璧な結婚生活を求めすぎたがゆえの悲劇ではないか。 

なかなか自分の流儀を変えようとしない完璧主義者

 もっとも、完璧主義者は、なかなか自分の流儀を変えようとしない。「よく頑張っているね」「きちんとしているね」などとほめられることが多いうえ、完璧主義のおかげで成功してきた過去の成功体験があるからだ。

 小倉さんも、「こりん星から来たゆうこりん」としても、最強ママタレとしても成功したという自負があるので、これまでのやり方をそう簡単に変えるとは思えない。むしろ、離婚危機が報じられたことによってママタレとしてのイメージに傷がつくのではないかという喪失不安から、完璧主義に拍車がかかる可能性が高い。

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